推薦作品:魔法主従まどか☆ギャラクトロン 原作:原作:魔法少女まどか☆マギカ
ウルトラマンオーブという作品の中で生まれた、ウルトラシリーズの中でも屈指の考えさせられる敵役ギャラクトロン。彼の成立過程について大胆ながらも感心させられる解釈を行い、まどか☆マギカの世界に投入した異... (全文表示)
ウルトラマンオーブという作品の中で生まれた、ウルトラシリーズの中でも屈指の考えさせられる敵役ギャラクトロン。彼の成立過程について大胆ながらも感心させられる解釈を行い、まどか☆マギカの世界に投入した異色のクロスオーバーです。ギャラクトロンの考えを象徴する、食物連鎖という仕組み自体が残虐であるという考え方と魔法少女と魔女の関係性を上手くリンクさせている点や、少数の犠牲で最大限のエネルギーを生み出し宇宙の延命を目指す、感情を持たないインキュベーターと犠牲を生む残虐な行為を全く許さない癖に自身は積極的に争いの原因を殺戮する暴走する正義を執行する、見方によっては感情を持つとも言えるギャラクトロン。この二者の考えの対比等非常に良く出来ています。話数もあまり多くなく気軽に読める良い作品だと思います▼読む際の注意事項などまどか☆マギカの内容を知っていることは大前提として、ウルトラマンオーブの内容、最低でもギャラクトロンというキャラクターに対して理解をしている必要があります。理解してない場合は面白さが半分以下になるだろうと考えていますので、その点はご注意ください。
推薦:葉城 雅樹 評価:★ (参考になった:15/ならなかった:3)
推薦作品:魔法少女まどか☆マギカ 続かない物語 原作:原作:魔法少女まどか☆マギカ
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介 コンセプトは長門有希っぽい転生主人公とご存じ淫獣との智謀合戦。情報統合思念体とインキュベーターが対決したらという考えの元生まれた作品です。ただ主人公は転生... (全文表示)
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介 コンセプトは長門有希っぽい転生主人公とご存じ淫獣との智謀合戦。情報統合思念体とインキュベーターが対決したらという考えの元生まれた作品です。ただ主人公は転生知識だけで本場有希ちゃんみたいなチート能力はなく、敵としてVIP安価から生まれた神名あすみが用意されています。 あくまで主人公と淫獣は無力で、裏からどれだけ干渉できるかを競う展開です。 内容は、「魔法少女まどか☆マギカ」が腐っても(?)虚淵作品だということを痛感させてくれるものでした。 効率宇宙生物キュゥベえに始まり、ピュア魔法少女マミ、コミュ症ほむら、アウトロー杏子、三角関係のさや仁上、自己犠牲マンセーのまどか、こんなメンツまず関わりたくないでしょう。魔法少女と魔女の関係からして絶望もののまどマギ世界観ですが、人間関係においても欠陥だらけだというのがよく理解できました。 二次創作にありがちなチート魔法少女になれるわけもなく、生身でワルプルギスの夜やまどか山の脅威と戦えと言われて対処できる人間が、果たしてどれだけいるでしょうか。 そんな鬱展開と戦う主人公の姿がこの作品の見所です。 主人公のスペックは鉄面皮と鋼鉄メンタルと転生知識とFateの五次アーチャー並の料理の腕だけ。 しかし主人公は最善の行動を選択できる上、戦う理由が「自分が生き残るため」ではなく「友達になったまどか達のため」と、とても強い心の持ち主。 築いた絆は力となり、鬱展開と淫獣の野望を乗り越えていきます。 神名あすみ作品の中でも、高い完成度の作品だと思われます。▼読む際の注意事項 内容は上記で繰り返した通り一貫した鬱展開なので、ついていけない読者も多いかもしれません。 また、描写のレベルもそこまで高いものではありません。物語が完結しているのは褒めるところですが。 主な原作登場人物がマミほむら杏子で、敵が魔法少女なので「おりこ☆マギカ」に近い雰囲気となっております。 読む人を選ぶ作品だとは思いますが、まどマギの世界観を再考させる一助となる作品だと思うので、まどマギファンにはぜひ一読してもらいたいです。
推薦:岸温 評価:★ (参考になった:60/ならなかった:29)
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