推薦作品:女流作家 フィリーネ・オルフ 原作:原作:銀河英雄伝説
本編5話完結+後日談10話連載中の銀英伝長編作品。あのオーベルシュタインの趣味が小説の執筆で謎の人気女流小説家として銀河に君臨するという意外すぎる前代未聞の設定で皆仲が良くて戦争もない優しい世界が... (全文表示)
本編5話完結+後日談10話連載中の銀英伝長編作品。あのオーベルシュタインの趣味が小説の執筆で謎の人気女流小説家として銀河に君臨するという意外すぎる前代未聞の設定で皆仲が良くて戦争もない優しい世界が描かれます。オーベルシュタインの女装等多少の腐向け要素があります。パウル・フォン・オーベルシュタイン軍務尚書の密かな趣味は小説の執筆で、子供の頃から隠れてこっそりと恋愛からSFまで様々な作品を作り上げていたものの、誰にも見せることは考えておらず、自分が死んだら全て処分すると決めていた。しかしある日誰かに読んでもらいたいと思いペンネームを使って賞に応募することに。ただ選評を受ける目的で送った恋愛小説が賞を受賞し是非会いたいと編集者から告げられ、困ったオーベルシュタインは身バレ防止のボイスチェンジャーを使用し女性に扮した所難なく自分を女性と思わせることに成功。そしてゴールデンバウム王朝滅亡後の出版自由化で生まれた天才としてラインハルト元帥府を始め銀河帝国中で大注目となった女流作家オーベルシュタイン先生。ただよりにもよってロイエンタールに自分がその女流作家だとバレてしまう。自分が女流作家だと知られたオーベルシュタインの彼らしいリアクションと、それを知った銀河帝国の提督達が受ける衝撃とは。目に浮かぶような反応をお楽しみください。本作はオーベルシュタインが作家で女装するというあらすじから受けるインパクトをそのまま期待通りの作品を見せてくれるお勧め作品となっていて、各キャラクターの解像度が高い銀英伝の日常描写に意外性が加えられた読みやすさと面白さが両立した作品となっています。原作ではありえないみんな仲良しなラインハルト元帥府の魅力を是非ご堪能ください。(同内容を自サイトでも投稿しています)
推薦:夜市よい 評価:★ (参考になった:6/ならなかった:4)
推薦作品:銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版) 原作:原作:銀河英雄伝説
原作の歴史に名を刻むヤンやラインハルト、その部下達のような英傑ではなく前の人生ではエルファシルで逃亡して悲惨な人生を送り、逆行した主人公の視点から描かれる銀河英雄伝説。原作では愚将扱いされたドー... (全文表示)
原作の歴史に名を刻むヤンやラインハルト、その部下達のような英傑ではなく前の人生ではエルファシルで逃亡して悲惨な人生を送り、逆行した主人公の視点から描かれる銀河英雄伝説。原作では愚将扱いされたドーソン、パストーレと言った人物たちもその階級まで至れたという事は有能な部分もあったはずという事で再評価がされている。主人公は原作では自由惑星同盟を滅ぼした存在とされているトリューニヒト派閥に属しているので原作で再三言われていた人それぞれの正義、視点が違えば評価は変わるというのが良く出ているまた凡人視点から見ることでヤンやヤン艦隊の面々などの歴史に名を刻んだ英雄達のすさまじさが改めて実感できるとにかく人それぞれの正義、美点と欠点は表裏一体という事が良く描写されている作品。敵対派閥であるヤン艦隊の面々等の問題点も描きつつ、決してそれだけに終わらず彼らの原作で描かれていた美点、魅力も描かれているし主人公の所属するトリューニヒト派の面々の愚行とされた行動にもきちんとした理由を与えつつ原作で描かれていた彼らの問題点も描いている非情に描写が公正な作品と思える▼読む際の注意事項など・原作で描かれていない部分の設定が作者様の補完という形でされている・フォークなどがもはや原作とは別人に思える可能性がある・原作後のイゼルローン共和政府の面々が状況的にあまりに厳しくその後の自治政府の運営が上手く行かなかったという設定なのでその辺が引っかかる人には合わないかもしれない
推薦:ライアン 評価:★ (参考になった:31/ならなかった:2)
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