推薦作品:魔法少女まどか☆マギカ 《円環の理》――この世界に幸あれ 原作:原作:魔法少女まどか☆マギカ
ワルプルギスの夜と相討ちになり死亡する鹿目まどかを救うため、同じ時間を繰り返す暁美ほむら。そんなほむらに警告と妨害を繰り返す、七篠タレカと呼ばれる凄まじい力を持つ謎の魔法少女。正体も目的も不明な彼... (全文表示)
ワルプルギスの夜と相討ちになり死亡する鹿目まどかを救うため、同じ時間を繰り返す暁美ほむら。そんなほむらに警告と妨害を繰り返す、七篠タレカと呼ばれる凄まじい力を持つ謎の魔法少女。正体も目的も不明な彼女は今日も呟く、「この世界に幸あれ」と。原作を知ってるからこそ機能する作中のギミックがとても気持ち良い作品。原作をこう広げるのかと、個人的にとても驚きました。▼読む際の注意事項などしょっぱなに置かれる登場人物紹介に凄まじい地雷臭を感じて飛ばしそうになりますが、ちゃんと最初に人物紹介を読んでから、本編を見ることをオススメします。又、本編を書かれたのが、アニメ本編完結まもなくの頃なため、劇場版やソシャゲなどの設定と齟齬があります。
推薦:hold 評価:★ (参考になった:6/ならなかった:0)
推薦作品:マミさんの歩く道に祝福がありますように ~やがて円環へと導かれる物語~ 原作:原作:魔法少女まどか☆マギカ
まず前提として原作再構成物で、既に完結している作品です。公式ではアニメ本編以前の時間軸において破綻した、巴マミと佐倉杏子の親密な師弟関係がもしも破綻せずにそのまま続いていたら、という所を出発点として... (全文表示)
まず前提として原作再構成物で、既に完結している作品です。公式ではアニメ本編以前の時間軸において破綻した、巴マミと佐倉杏子の親密な師弟関係がもしも破綻せずにそのまま続いていたら、という所を出発点として話が展開していきます。現状で既に名作が多数存在するまどかマギカSSの中で、あえてこの作品を薦める理由は何か、推薦文を書こうと思うほどの魅力とは何なのか?という疑問もあるかもしれません。ぶっちゃけて言うと、その魅力とはマミ杏です。マミ杏などと安易に定型化してしまいましたが、お互いに支え合って、一緒に暮らして、姉のように母のように杏子に接するマミ、手作りのお菓子をねだってマミさんマミさんと甘える杏子、魔女に2人で立ち向かって時に傷付き、時に喜びあう、そう言った2人の関係が本当に心に染み入るような作品なのです。あくまで原作の延長線上から始まる物語ではありますが、まどかマギカ本編が、まどかとほむらの関係性に起因し、収束した物語であるとするならば、この作品はマミと杏子の関係性に起因し、収束した物語となっています。とりあえず1章から3章までを読んで見てください(2章はマミが杏子と出会うさらに前の話なので飛ばして3章後に読むのも可)。その頃には作品内での2人の行く末から目が離せなくなっているのは間違いありません。そして最終話まで読み進めた後は、作品の中でひとつひとつ積み重ねられたマミと杏子の2人の関係の尊さに感じ入っているのではないかと思います。特にネタ的にぶっ飛んでいたりするわけではなく、カテゴライズするとしたら、丁寧に描写された名作と言った感じです。▼読む際の注意事項などこの作品は本編の再構成として読みはじめはとっつきやすく、物語展開のカタルシスもしっかりとある良い作品なのですが、マミと杏子以外の原作キャラの出番が中盤以降少ない事など、キャラ解釈も含めて一部キャラの扱いの悪さを感じるかもしれません(物語のキーパーソンである事は変わりませんが)。それに関連して、中盤以降の本編区間アフター部分のオリジナル展開が長いので、オリキャラ要素なども含めてそう言った展開を嫌厭し、読むのを躊躇する方も居るでしょう。ただ上述の通り、序盤を読んだらそのまま2人の関係から目を離せなくなるような作品なので、オリ展開に入る前の時点で合う、合わないを判断する事が出来ると思います。
推薦:blackberry 評価:★ (参考になった:7/ならなかった:3)
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