・全話一括表示 ・PDF/EPUB ・感想ページへ (11件) ・アクセス解析 ・お気に入りの追加
・全話一括表示 ・PDF/EPUB ・感想ページへ (77件) ・アクセス解析 ・お気に入りの追加
推薦作品:新訳 そして伝説へ・・・ 原作:原作:ドラゴンクエスト
カミュという一人の少年がいた。どこにでもいる普通の少年だった彼、その父の名は『オルテガ』……島国アリアハンが生んだ救国の英雄にして、魔王討伐を果たすべく世界から希望を託された存在であった。偉大な彼の... (全文表示)
カミュという一人の少年がいた。どこにでもいる普通の少年だった彼、その父の名は『オルテガ』……島国アリアハンが生んだ救国の英雄にして、魔王討伐を果たすべく世界から希望を託された存在であった。偉大な彼の父は魔王を討ち果たすべく旅立ち、そして……還らなかった。月日は流れ、英雄の息子として人々の期待をその身に受け続けたカミュ。人々が彼に求めたのは世界を救う『希望としての存在』であったのか、それとも自己保身の為の『生贄としての存在』であったのか……そこに立っていたのは、絶望の影をその瞳に宿した、多くの人々の知る『勇者像』から遠くかけ離れた一人の青年の姿だった……ドラゴンクエストⅢの世界をあくまでリアルに描き切ったこの作品は、従来のゲーム小説とは一線を画した本格ファンタジー小説です。人間が本来持っている暗く淀んだ闇の部分にまで深く踏み込み、そして描かれたこの世界は読者を不安や後悔の境地に誘うかもしれません。しかし、どんな苦難をも悩みながら傷つきながら先へ先へと進んでいく主人公たち四人にきっと共感できるはずです。2017年10月2日、堂々の完結。全277話(途中解説回含む)総計385万文字の超大作ながらも、骨子のしっかりとしたこの物語は、まったくブレることのないままに新たな展開を紡ぎだし続けます。世界を7年もの歳月にて駆け巡る大冒険。ドラゴンクエストのファンの方のみならず、ファンタジー小説好きの方に是非お読みいただきたい小説です。▼読む際の注意事項などクオリティーの高さから公式と比べられがちになる作品ですが、あくまでドラゴンクエストの二次小説であり、非公式小説として納得の上読むことを推奨します。鬼門とも呼べる残酷な描写の回が数か所存在します。前書きに注意がついていますので、読む前に確認をしましょう。
推薦:こもれび 評価:★ (参考になった:25/ならなかった:2)
推薦作品:ああ、無情。 原作:原作:ドラゴンクエスト
『ドラゴンクエスト(Ⅰ)』二次創作。ただの一般人だったはずの主人公が勇者として姫を助けに逝ったり、竜王を倒しに逝ったりする話。 全32話、約11万字で完結済み。続編あり。 基本的にコメディで構成... (全文表示)
『ドラゴンクエスト(Ⅰ)』二次創作。ただの一般人だったはずの主人公が勇者として姫を助けに逝ったり、竜王を倒しに逝ったりする話。 全32話、約11万字で完結済み。続編あり。 基本的にコメディで構成され、よく読むとコメディに満ちていて、最終的にコメディしかないことに気付く。 ストーリーは無いわけではないし、ロリヒロインに意外な過去があったり竜王の意外な正体があったりするものの、まぁ風味付け程度のものだ。 あまり深く考えずに脱力系コメディとして読むことを推奨する。 初っ端から理不尽な目に遭う主人公だが、そんなのはまだまだ序の口。 勇者の特権として何度でも生き返ることを利用して、とにかく死にまくりながらほんの少しずつ旅を進めていく。牛歩のごとき遅さではあるが着実に進んで逝き、ロリや姫を口説いて逝き、ついでにベッドの上でも(以下略) コメディ以外の見どころとしては、勇者の知略、そして精神力か。 能力は弱いながらも何度も死に戻る精神力はとても常人のものではなく、そこに知略が合わされば思いもよらない結果を産む。 普段がヘタレな分、時折見せる主人公らしさが際立っている。特に終盤の活躍には注目だ。どんな時でも微妙にシリアスになりきれないのは流石だが。 コメディ以外は風味付け程度とは言ったが、そういう部分があるからこそ、コメディという下地が活きてくるのだろう。 最後に。 コメディという性質上、合わない人は全く合わないだろう。作品の空気は第一話だけで判断できるので、そこで読み進めるかどうかの判断をしてほしい。 軽快な文章でさくさくと読めるため、実質的に短編の文章量だ。読後感の良いすっきりとした結末を目指して、気楽な気持ちで読み進めて逝ってほしい。
推薦:祐茂 評価:★ (参考になった:29/ならなかった:7)
同原作推薦一覧