魔女の旅々のイレイナ、及び登場キャラが、もしハリー・ポッターの世界に居たら？というコンセプトの作品です。

イレイナ達が、最初からハリー・ポッターの世界の住人であるという設定で物語が展開していきます...
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魔女の旅々のイレイナ、及び登場キャラが、もしハリー・ポッターの世界に居たら？というコンセプトの作品です。

イレイナ達が、最初からハリー・ポッターの世界の住人であるという設定で物語が展開していきます。

魔女の旅々原作では、その才能故に同年代の子達と関わることもなく最速で魔女への道を駆け抜けていたイレイナさんですが、この作品では、他の生徒と同じように、しっかりホグワーツに通いながら学生生活をエンジョイしています。

ストーリーも、オリジナリティが高く、ハリー達とは要所要所で関わりながらもイレイナ独自の視点で進行していきます。

特に、ハリー・ポッターと魔女の旅々双方の設定をフルに活用したオリジナル魔道具の数々は、毎回作者様の発想力に驚かされます！




▼読む際の注意事項など
上記でも、オリジナリティが高いと書きましたが、それ故に原作では名前だけで、ほとんど出番の無かったキャラがメインを張ってたりしており、キャラの解釈違いなどがあるかもしれません。

また、イレイナさんは、頭脳明晰、容姿端麗、箒の腕前を買われてクディッチもこなし、コミュ力も抜群の完璧超人なのでリア充街道を爆進しています。

魔女の旅々原作では割りとボッチでしたが、この作品ではクディッチのチームのみんなと合宿という名のバカンスとか行ってます。

リア充が嫌いな方。人の幸せを素直に喜べない方などは、ちょっと注意が必要かもしれません。

主人公は半純血のスリザリン。
彼は、二次創作主人公にありがちな能力をまったく持ち合わせていません。例えば、卓越した戦闘力だったり、寮を跨いで皆に好かれる社交力だったり、オリジナル魔法やアイテムの創作力...
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主人公は半純血のスリザリン。
彼は、二次創作主人公にありがちな能力をまったく持ち合わせていません。例えば、卓越した戦闘力だったり、寮を跨いで皆に好かれる社交力だったり、オリジナル魔法やアイテムの創作力だったり、はたまた何らかの特殊能力だったり…。
ハリーたちの物語の本筋に関わることも、原作における誰かの見せ場を奪うこともありません。上から目線の説教もしません。ヨイショもされません。

ただ彼には、それ以外に人並外れた資質があります。洞察力と思考力です。
何かと事件に巻き込まれるハリーたち、半純血の自分を庇護してくれるマルフォイ家、隠し事の多いダンブルドアや魔法省の大人たち…。
彼らの動きを分析材料として、校内で起きている事件の真相や、闇の勢力の動き、魔法界の課題について、膨大な考察を重ねていきます。

文章の形式としては、主人公の一人称視点からの、モノローグや原作キャラとの対話がほとんどです。
主人公がバトルしたり、他のキャラクター視点での描写が入ったりすることは(評価時点では)ありません。
しかし、文章を読んでいくと、「ハリーポッターにはこんな読み方があったのか」という驚きと、「確かにこの原作キャラはこういう考えしそう」「確かに魔法界にも問題あるよな」という納得が生まれます。

他の二次創作とは違ったベクトルの面白さがあると感じています。一般的な二次創作に食傷気味な方におすすめです。