推薦作品:ガンダムビルドファイターズ ドライヴレッド 原作:原作:ガンダムビルドファイターズ
サラちゃんの予約に失敗しました(挨拶)ビルドダイバーズがめでたく円満終了し、ビルド成分を探して祭りを求めている読者の皆さんに、このヤベーイ作品をおススメしたい。本作はダイバーズの企画発表以前から『... (全文表示)
サラちゃんの予約に失敗しました(挨拶)ビルドダイバーズがめでたく円満終了し、ビルド成分を探して祭りを求めている読者の皆さんに、このヤベーイ作品をおススメしたい。本作はダイバーズの企画発表以前から『オンラインガンプラバトル』をテーマに据えており、まさしく時代を先取りした作品である。主人公がヒロインの先輩(鬼畜のような狙撃手。女スナイパーっていいよね……)に出会い、電子の海で繰り広げられる熱いガンプラバトルに身を投じる、熱血王道ストーリー。しかし、その中身はあまりにも濃いガンダムネタで満たされている。ぶっちゃけむせる。あまりネタバレになるようなことは書けないが、主人公機はあえて『ヴェスバー』を取り払う尖りすぎなカスタムを施したF91。はじめて挑む協力ミッションがデスティニーの『ローエングリン砲台』攻略など、とにかくガンダム好きならニヤリとするネタであふれている。加えて、作中に登場した主要キャラのガンプラは、なんと作者が実際に制作し、公開している。クオリティも高く、これらの作品を見ているだけでワクワクが止まらない。止まるんじゃねぇぞ……そしてなによりこの作品。先日完結を迎えたので更新を待たず最後まで読める。これは大きい。アバターで盛っているアヤメさん並みに大きいポイントだ。ビルドダイバーズとはまたひと味違うガンプラバトルの世界を、ぜひ見届けてほしい。▼読む際の注意事項など登場人物は全てオリジナルキャラクターなので純粋に『ビルドファイターズ』や『ビルドダイバーズ』の二次創作を期待して読むと、少し肩透かしをくらうかもしれない。どちらかといえば、ビルドシリーズの設定を下敷きにしたオリジナル作品に近い。最初はとっつきにくいかもしれないが、上述の『ローエングリン砲台』攻略ミッションから加速度的におもしろくなるので、まずは3話まで読んでほしい。
推薦:龍流 評価:★ (参考になった:7/ならなかった:2)
推薦作品:ウーイッグのカテジナ・ルース 原作:原作:機動戦士Vガンダム
Vガンダムの後日談。戦後、登場人物がいかに生きていくのかを描いた作品。短い文章を細かく連ねていく文体であるため、小説としては変わった形です。しかし文章や登場人物のセリフ回しなどは冨野由悠季作品を彷... (全文表示)
Vガンダムの後日談。戦後、登場人物がいかに生きていくのかを描いた作品。短い文章を細かく連ねていく文体であるため、小説としては変わった形です。しかし文章や登場人物のセリフ回しなどは冨野由悠季作品を彷彿とさせるもので、ガンダム小説としての雰囲気は非常に強い。 題名にあるようにカテジナ・ルースを主役に据えた作品で、戦後偶然にも生き残った彼女がいかにして救われるのかを描いている。 そこにあるのは、彼女は救われるべきであるという確固とした作者の意志であり、それは単に一キャラクターとして救われるべきだというのではなく、かの戦争を、そして全ての戦争を生き延びた人は、等しく救われねばならないという作者の信念です。被害者・加害者というのは相対的な立場でしかなく、生き残った者はみんなが戦災を被った者なのだから。 だからこそ、カテジナ・ルースもまた救われなくてはならないのだ。それこそが戦争を終わらせる事の本当の意味なのだと、この作品には描かれている。 そして人が救われるには人の助けが必要なのだと、助ける人もまた救われるのだと、そうして人が人を救っていく事が戦後を生きる事なのだと、静かにそして力強く訴えている。 もしかしたら、これこそがガンダムで描かれるべき世界なのではないか、そんな事さえ考えさせられる作品。▼読む際の注意事項など カテジナさんに対する過度な思い入れのある人には、多分向かないだろう作品。
推薦:nanako 評価:★ (参考になった:9/ならなかった:3)
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