推薦作品:サツマンゲリオン ~ 碇シンジが預けられた先が少しだけ特殊だった県/件 原作:原作:新世紀エヴァンゲリオン
「初号機、顎部ジョイント破損!!」「まさか、暴走!?」「シンジ君は、機体は大丈夫なの!?」「あ、はい。あの、葛城中佐、全て正常です」『キェッ! キェェッ!! キェッ!!!(猿叫)』... (全文表示)
「初号機、顎部ジョイント破損!!」「まさか、暴走!?」「シンジ君は、機体は大丈夫なの!?」「あ、はい。あの、葛城中佐、全て正常です」『キェッ! キェェッ!! キェッ!!!(猿叫)』「ハーモニクス、バイタル、全てが正常の範囲内です」「アッハイ」※以上、本文一部抜粋・編集 ドリフターズやゴールデンカムイなどで近年、取沙汰されるようになった、最強戦闘民族・薩摩武士。そんな薩摩隼人たちを育ててきた郷中教育を受け継ぐ鹿児島にシンジが預けられていたとしたら。これはそんなifを真面目()に描いた物語。真面目な筆致なのに、各話ごとに腹筋崩壊するのは何でだろう………それもこれもシンジの預け先を京都じゃなくて鹿児島に選んだゲンドウってやつが悪いんだ。※推薦者は九州出身の両親を持つため、本文中の鹿児島弁をある程度脳内再生できますが、方言にルビを振ってある標準語訳が些か超訳めいている部分があります。鹿児島弁話者が冨岡義勇ばりの圧縮言語使いであるかのように感じられますが、そんな事実は存在しません。念のため
推薦:阜易 評価:★ (参考になった:20/ならなかった:0)
推薦作品:エヴァ体験系 原作:原作:新世紀エヴァンゲリオン
エヴァンゲリオンの主人公である碇シンジに元自衛官で建機会社勤めの会社員(28歳)の精神が憑依するという、昔よくあったいわゆる「体験もの」だ。戦闘をする仕事という事もあって、憑依シンジは原作知識やミ... (全文表示)
エヴァンゲリオンの主人公である碇シンジに元自衛官で建機会社勤めの会社員(28歳)の精神が憑依するという、昔よくあったいわゆる「体験もの」だ。戦闘をする仕事という事もあって、憑依シンジは原作知識やミリタリーオタクとしての知識を活かして「らしくあれ」と元自衛官らしく振る舞うようになり、使徒と戦っていくのである。描写についてであるが、自衛隊ネタやミリタリーネタを中心にエヴァンゲリオン世界を描き出しており生活感あふれるようなシーンも多い一方で他の商業作品や二次創作ネタ、ネットミームなどの小ネタも含まれており、元ネタがわかればクスリとくることもあるかもしれない。原作後半の様なギスギスした人間関係や愛憎模様がなくてサラリと楽しめる作品で、ハッピーエンドでないと苦しいっていう人も読める。やられ役の国連軍(自衛官)にスポットが当たることも多く、主役メカ活躍の影に彼らの犠牲がある事を実感させてくれる描写があることで、いかに使徒が強靭で規格外の相手であるかを見せつけてくる。▼読む際の注意事項などミリタリーネタ、自衛隊ネタが濃い。能力の数字とかはあまり出てこないけれどもそれがどういう物なのかわかりにくい時がある。ゆうきまさみ作品の影響も大きく『究極超人あ~る』の漫画本が作中に登場したり『機動警察パトレイバー』を思わせるような展開やセリフ回しが登場する。感想は、エヴァンゲリオンの姿を被った自衛隊あるあるかもしれない。あと、アスカや綾波と言ったヒロインだけでなく登場人物の多くが救われている感じがした。これも作者による「みんなで幸せになろうよ」ということなのだろうか。
推薦:サクラメントス 評価:★ (参考になった:5/ならなかった:2)
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