推薦作品:コミュ症を拗らせ過ぎた結果、もうひとりの人格を生み出してしまったぼっちちゃんの話 原作:原作:ぼっち・ざ・ろっく!
原作通りコミ症、人みしりの幼い頃に多重人格を患った事により、ある意味で原作より周囲評価が良く、ある意味では原作より逃げ癖や依存性が悪化したぼっちちゃんの話です。この作品は心理描写が凄い、そして妹であ... (全文表示)
原作通りコミ症、人みしりの幼い頃に多重人格を患った事により、ある意味で原作より周囲評価が良く、ある意味では原作より逃げ癖や依存性が悪化したぼっちちゃんの話です。この作品は心理描写が凄い、そして妹であるふたりとの姉妹愛や家族愛が泣ける程に良い。ふたりの5歳という設定を生かした、幼子だからこその心からの優しさと素直さ、その一方での残酷さが物語の狂言回し要素でも有り、大人が言えない主人公達への問題点を突きつけるかなめになっています。お互いの人格の良いところと悪いところを理解しながら、自分の良いところは認められず、悪い所だけを認めてコンプレックスを抱くさまはリアルを感じます。そしてお互いの人格を認めて、互いに相手の幸せを望み、だからこそ、自身が相手の人格の人生を奪っていると互いに罪悪感を抱くさまは、後藤ひとりという人間の本質的な優しさを感じさせるとともに哀しさを感じさせます。いつか消える運命と自身を肯定するとともに、主人格で有る原作ぼっちちゃんを心配し、成長を喜ぶとともに仄暗く自身の存在意義への葛藤は儚さと哀愁を感じられずにはいられず、この子にも幸せになって欲しいと思うます。音楽という内面の鏡を通して周囲もぼっちちゃんの中のもう一人のぼっちちゃんに気づいていきます。兎に角、今一番読んで欲しい作品です。
推薦:kok 評価:★ (参考になった:4/ならなかった:3)
推薦作品:ぼうきゃく・ざ・ろっく! 原作:原作:ぼっち・ざ・ろっく!
高校入学前に事故に遭い記憶障害となって一ヶ月半が経過した後藤ひとりの物語。第一話は虹夏達に出会った翌日から始まるのだが、その事が記してある日記を読むシーンが本当に素晴らしい。バンドを組んで演奏をし... (全文表示)
高校入学前に事故に遭い記憶障害となって一ヶ月半が経過した後藤ひとりの物語。第一話は虹夏達に出会った翌日から始まるのだが、その事が記してある日記を読むシーンが本当に素晴らしい。バンドを組んで演奏をした。その最高の思い出も明日になれば何も覚えていない。だが何とかして覚えていたい、今後も虹夏達とバンドをしたいという苦悩が伝わってくる。ぼっちの内面の描写がとても上手く引き込まれる作品になっています。▼読む際の注意事項などとにかくひとりが可哀想なのでそういうのが苦手な方は読むのがきついかもしれない。だけど感動する話なので是非読んでいただきたい。
推薦:kuomoto 評価:★ (参考になった:15/ならなかった:3)
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