推薦作品:トリスタニア診療院繁盛記 原作:原作:ゼロの使い魔
原作ゼロの使い魔の全41話完結作品ですがゼロ魔を知らなくても読める良作と評判です。燃える戦争描写があり、涙を誘う別れありつつも最後には見事な終わり方を魅せてくれます。Fate/Zeroのディルムッ... (全文表示)
原作ゼロの使い魔の全41話完結作品ですがゼロ魔を知らなくても読める良作と評判です。燃える戦争描写があり、涙を誘う別れありつつも最後には見事な終わり方を魅せてくれます。Fate/Zeroのディルムッド・オディナが出てきますが、他にFate要素はない軽めなクロスオーバー。ゼロ魔世界に転生した主人公ヴィクトリアはアルビオン王国の公爵家の娘として生まれるも、実の母親にペドフィリアな貴族へ売られてしまい出奔して貴族から一転浮浪児へ。そして原作のティファニアが母娘共にエルフだと知られ軍に追われる悲劇の発生を知り、ティファニアを救い出しアルビオンを脱出することに。辿り着いたトリステインの王都では水のトライアングルの技能を生かして、平民の病気や怪我を見る小さな診療所を始め街の一部に溶け込むことに成功。これ以上は原作キャラに交じってスリルと冒険の日々を送る可能性はないと安心するも…タバサが毒についての相談にやってきたり、主人公の評判を聞いたルイズが突然始めた喧嘩の押し売りをあしらったりしていると、ゼロ魔で難病というとこの人だろうルイズの姉カトレアが単身でやってきて。そこから主人公の現代知識と魔法を組み合わせた彼女独自の医術が披露されていきます。本作はゼロ魔2次創作では珍しいトリスティン魔法学院がほぼ出てこない作品となっていて、王都トリスタニアでの日常の切り口から激動の時代を描いていくのが非常に新鮮。序盤は主人公が住むトリスタニアの解説が主になりますが、中盤から遂にそのベールを脱いだ主人公の医療の技が披露され、続く後半ではウェールズ王太子が行方不明となってしまい王家が壊滅。主人公に流れる始祖の血統が狙われて内戦に巻き込まれ話の舞台が大きくなっていきます。また本作では各原作キャラクター達の魅力が良く引き出されていて、姉カトレアを無事治療され感謝したくても口止めされて何も言えないルイズの描写はとても可愛さが溢れていてルイズ好きにはたまりません。他にも戦闘ではディルムッドの格好良さが光り、ティファニアもとても可愛らしい。ゼロ魔のキャラクターの良さを再認識させてくれました。ゼロ魔は内政ものも良いですがこういった作品もとても良いですね。(同内容を自サイトでも投稿しています)
推薦:夜市よい 評価:☆ (参考になった:1/ならなかった:0)
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作者の意図しているように、ゼロの使い魔とドラゴンライダーシリーズを読んだことがない読者にも、確かにオススメできる。展開は丁寧に広げられ、文章は読みやすい。少年少女(ここでは少女がメインだが)とドラ... (全文表示)
作者の意図しているように、ゼロの使い魔とドラゴンライダーシリーズを読んだことがない読者にも、確かにオススメできる。展開は丁寧に広げられ、文章は読みやすい。少年少女(ここでは少女がメインだが)とドラゴンが良きパートナーとなって互いに成長し、世界へ繰り出していく様は実に清々しいと個人的に感じているのだが、あなたもそう感じてくれるに違いない。そのようなジュブナイル作品に求められがちな要素を満たしてくれているのが推薦点だ。両者の原作を尊重している姿勢が見受けられるし、ゼロの使い魔二次創作での醍醐味である「平賀才人と出会わなかったルイズ」の魅力を如何に引き出していくか、という点で話の滑り出しがスムーズであるのも良い。ファンタジーを愛する読者に広く推薦したい。▼読む際の注意事項など更新が止まってしまっている。この点だけが実に惜しい。作者には、ぜひ気が向いたら更新を再開して欲しいと思う。ドラゴンに憑りつかれた大勢の読者があなたの更新を待っている。
推薦:Plantation Evening 評価:★ (参考になった:3/ならなかった:2)
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