主な相違点は2つ。
・やまいこさん参戦
・ナザリックの転移場所が違う

　原作では世界征服を指針に完全に魔王の軍勢だったアインズ・ウール・ゴウンですが、こちらでは転移直後のとある一つの邂逅を切っ掛け...
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　主な相違点は2つ。
・やまいこさん参戦
・ナザリックの転移場所が違う

　原作では世界征服を指針に完全に魔王の軍勢だったアインズ・ウール・ゴウンですが、こちらでは転移直後のとある一つの邂逅を切っ掛けに開始時点から全く別の路線へと舵を切ることになります。
　導入部までではどうしてもやまいこさんの印象が強いのだけど、読み終えた後ではむしろ、原作とは異なる各勢力との関係や登場人物達の境遇、心境の変化を丁寧な描写で書き分けている部分が見どころと捉えるようになりました。
　ちなみに、モモンガ様周辺が比較的平穏なので悲劇的な目に遭う人が少なくなってたりする。もしかしてこれ、人類救済ルートなの？

▼読む際の注意事項など
　あらすじにも書かれていますが、プロットは無いそうです。
　また物語の展開が大幅に変化している都合上、独自設定、独自解釈が時折入っています。もしそういった要素が苦手な方は読むのを控えた方が良いかと。一応、各話あとがきではその辺りの解説もされているので参考までに目を通しておくことを推奨します。

珍しく二人でティータイムを楽しむシャルティアとソリュシャン。
ひとしきり趣味について語り合い会話が途切れた後、ふと呟いたシャルティアの言葉に、ソリュシャンがある提案をするが……。

物語として起承転結...
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珍しく二人でティータイムを楽しむシャルティアとソリュシャン。
ひとしきり趣味について語り合い会話が途切れた後、ふと呟いたシャルティアの言葉に、ソリュシャンがある提案をするが……。

物語として起承転結がはっきりしており、なおかつ文章構成もしっかりしている15000字程度と程良い文量の短編作品である。
内容は題名通りの一発ネタ物であるが、無闇にギャグやネタ台詞を挟んで笑いを取ろうとするのではなく、物語の展開であるオチとして笑いに持っていっていることがこの作品の特徴であり、魅力の一つだ。
揶揄する意図はないが、テンプレ展開が多いオーバーロードの二次創作に飽きてしまったり、ハーメルンの短編作品をあまり読んだことがなかったりする人に是非ともお勧めしたい作品だ。