推薦作品:加賀さんの優しさは分かりにくい 原作:原作:艦隊これくしょん
艦これという、戦いが多くのSSとして題材としてあげられるソーシャルゲームを、戦後というゲーム世界の中心から外し、しかも登場キャラクターすら殆どメインの二人だけに絞った短編。 舞台も養護施設内とい... (全文表示)
艦これという、戦いが多くのSSとして題材としてあげられるソーシャルゲームを、戦後というゲーム世界の中心から外し、しかも登場キャラクターすら殆どメインの二人だけに絞った短編。 舞台も養護施設内という箱庭の如く切り取った世界なのに、艦娘というギャルゲ感の強い存在をリアルとして雄弁に、そして自然に語り、尚且つ人との係わり合いまでもを強く印象付けた表した良作。 物語としての起伏は抑えられ、各所に仕込んだ小さな笑いは読み進める為に最良のスパイスとして作用し、するっと喉元を通るが如くの爽快感が後味に残ります。▼読む際の注意事項など 艦これに採用されているキララクターの性格や背景を事前に理解していないと判らない部分があると思います。 派手さはなく、人との関わりという静かなテーマ(勝手に想像)を中心としている感があり、アクションや派手な展開を期待する方は向かないお話だと思います。
推薦:zero-45 評価:★ (参考になった:13/ならなかった:1)
推薦作品:Das Duell zwischen Admiral und Ich 原作:原作:艦隊これくしょん
▼ストーリーについてビスマルクが秘書に指名され、提督の趣味である料理に付き合わされる。弱々しく抵抗するも、執務室の中で作られている料理のいい香りと匂いを強引に感じさせられる。鋼の精神力を持ってし... (全文表示)
▼ストーリーについてビスマルクが秘書に指名され、提督の趣味である料理に付き合わされる。弱々しく抵抗するも、執務室の中で作られている料理のいい香りと匂いを強引に感じさせられる。鋼の精神力を持ってしてもそれにはかなわず、ついには慣れてしまった箸で料理を食べてしまう。でも食べている時は楽しくもあり、嬉しくもある。そして最後には後悔。こんな日を繰り返し体重計とにらめっこする日々。これはお腹いっぱいに料理を食べるビスマルクの反応を提督が楽しむ話。▼文章、描写についてビスマルクが料理を食べているときの心情描写が表現豊かで読んでいるのが楽しい。提督とビスマルクの会話テンポもよく、他の艦娘との会話でビスマルクが日本に染まっていく過程がわかるのが良い。▼読む際の注意事項タイトルとサブタイトルがドイツ語で、意味を知るために調べるのがやや面倒。本文はほとんど日本語なので読みやすい。夜に読むとお腹が減ります。
推薦:あーふぁ 評価:★ (参考になった:68/ならなかった:4)
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