推薦作品:デート・ア・ライブ 狂三リビルド 原作:原作:デート・ア・ライブ
タイトル通り、狂三ヒロインでの再構成物。オリジナル精霊も一人だけでてきます。一巻開始前に士道が狂三と出会っていたら…というifから始まり、二人の関係、そして原作でもあった「あの戦争」が時期を早めて開... (全文表示)
タイトル通り、狂三ヒロインでの再構成物。オリジナル精霊も一人だけでてきます。一巻開始前に士道が狂三と出会っていたら…というifから始まり、二人の関係、そして原作でもあった「あの戦争」が時期を早めて開始した事で、物語へ大きな影響を与えていきます。基本的には原作展開をなぞる流れですが、要所要所で細かな違いが出てきたり、思わずニヤッとする描写も…。話が進む事で二人の関係も少しずつ深まっていきますが、しかし頑固で意地っ張り、そして決意を持った彼女は早々唇を許す事は無く…。恋愛描写で最も分かりやすいキスをしたくてもできない。縮まりそうで縮まらない、じれったくも甘酸っぱい恋の攻防は見ていて飽きません。…もっとも、縮まらないのは、二人の距離が密着レベルで近いからというのもありますが。特筆すべきは、原作とかけ離れてしまった士道のスタンス、精神性でしょうか。本来は精霊全員に(多少の偏りはあれど)等しい愛情を与えていた彼ですが、狂三と出会ってしまった事でその精神と愛を大きく狂わせてしまいます。精霊全員を救う、しかし狂三を求める。狂三の願いを叶えたい、だけど狂三に全てを捧げられない。愛いしたいのに愛せない、狂三と合わせて、そんな矛盾を抱えた彼はそれでも狂愛に身を投じ、彼女との戦争(デート)を戦い抜いていきます。現在、六喰ファミリーに差し掛かっており、物語も終盤となっております。また、オリジナル精霊の存在にも目が離せません。果たして、彼女の正体は? 原作との剥離は? 何より、二人の戦争の行方は?世界で一番物騒で、スリルで、命懸けの、長い戦争デートの終焉は近い。▼読む際の注意事項など最初に書いた通り、オリジナル精霊が一人登場します。彼女の存在は狂三に少なからずの影響を与えており、彼女のスタンスや原作開始前までの被害などに差異が出ています。ですので、原作の狂三と全く同じとは言えない状態でのスタートになるので、そこが気になる人もいるかな?といったところ。もう一つは、狂三ヒロインという事なので他ヒロイン達へのスポットがどうしても少なくなってしまう点でしょうか。また、おざなりになっている訳ではないのですが、描写の省略やチート能力持ちの狂三がいる事でのRTAが起こる事があるので、原作知識はある程度必要かなと思います。と言っても、原作を読まなくとも楽しめますし、Wikiレベルの知識で十分です。
推薦:タコよっちゃん 評価:★ (参考になった:10/ならなかった:0)
推薦作品:憑依に失敗して五河士道が苦労するお話 原作:原作:デート・ア・ライブ
原作再構成もの。タイトルを見ればわかるが文字通り憑依に失敗して五河士道が苦労する話。………なのだが余りにも感情描写が秀逸過ぎてのめり込んでしまう。最初に神様と転生者(仮)が出て来た時は他と... (全文表示)
原作再構成もの。タイトルを見ればわかるが文字通り憑依に失敗して五河士道が苦労する話。………なのだが余りにも感情描写が秀逸過ぎてのめり込んでしまう。最初に神様と転生者(仮)が出て来た時は他と違わない強くてニューゲームなのかと思うだろう。実際に数多くの力を求めていたのだから。だが考えてみれば極々当たり前のことで彼は転生することができなかった。神はそこで彼を見捨てた。それは問題にはなるまい。特に大切でもない壊れた玩具にこだわる者もいないだろう。しかし彼が転生できなかった理由の力は?彼が手にしたかった力は?行き場はあった。元々憑依しようとしていたのだ。力は五河士道に送られた。普通の二次創作ならばこれも当たり前のことだろう。ただ転生者の人格が憑依する前に消えたことを除けば。本題となるがそういった余りにも理不尽な経緯を経て力ととある記憶を押し付けられた五河士道。記憶、俗に言う原作知識。本来あり得たかもしれないという可能性の一端。その記憶の欠片、そのあり得たかもしれない輝いた未来。そんなもの無い方が良いのだろう。だがそれを押し付けられてしまった五河士道。その記憶に惑わされ、迷い、悩み、そして選んだ未来は?▼読む際の注意事項など人によっては嫌悪感を感じさせる描写もあります。人によってはアンチだとか思うかもしれません。
推薦:正識 評価:★ (参考になった:70/ならなかった:13)
同原作推薦一覧