シュヴァルツェスマーケンのテオドールとアイリスディーナの結婚式を書けというリクエストがあったので、原作準拠の短編を書くことにしました。

嘗て、二つの世界の戦争を終わらせた英雄たちが居た▼その英雄たちは、今また新しい世界に向かう▼その世界で人類は、絶滅に瀕していた……▼そして、その英雄たちと青臭い英雄が出会うことで、その世界は……▼ＩＳＧジェネレーションの後継作、始動！！

マブラヴ外伝の一つである「隻影のベルンハルト」の二次創作小説、『冥王来訪』の18禁仕様です▼18禁の話を書くのは初めてなので、至らぬ点は多数あると思いますが、ご了承ください▼ベア様の18禁小説が無いので書いてみました▼副題の付いた物が情交のある話になっております。▼情交の相手になるキャラクター名を追加しました。▼（『冥王来訪』は、暁の方で連載して居ります。毎週土曜5時更新）▼『冥王来訪』暁版（下記URL）▼　https://www.a…

　史実の１９８３年とは違い、この世界の地球はＢＥＴＡ(ベータ)と呼ばれる敵対的宇宙人の攻撃を受けていた。既に地球の三分の一がＢＥＴＡによって占領され、人類は互いに対立しながらも、対ＢＥＴＡ用兵器である戦術歩行兵器、略称戦術機を用いて防衛戦とその奪還に勤しんでいる。▼　ドイツ民主共和国、通称東ドイツも隣国ポーランドの陥落で前線国家となり、絶望的な攻防戦を強いられていた。その中で最も最強と謡われる戦術機中隊「シュヴァルツェ・マルケン」、また…

「だって、求めても応えてくれるものじゃないって、そういう風に――思い込んでいたから」▼神宮司まりも。これまでの半生において、彼女は数々の男と出会い関係を持ってきた。▼その殆どはまさしく悲恋に終わったのだが、実はそればかりとも言い切れない。一つ言えるのは、それら全ての経験が彼女という人間を育み今に至っている、という事だ。▼ではその道程がいかなるものであったか？▼全てを詳らかにするには数があまりにも多すぎる為、いくら時間があったところで足り…

「これは……贖罪、と言うべきなのだろうな。私からユウヤへの」▼人類の命運を懸けた決戦からおよそ一年後。日本に亡命し国連軍衛士となったユウヤは久々の休暇に、かつての同僚であり戦友・篁唯依の招きを受ける。彼女自慢の手料理を堪能できるとあって、その日のユウヤは浮き立っていた。▼一方、その唯依はこのところ複雑な感情を胸の内に抱いていた。変わりゆく世の中。変われぬ自分。惑う気持ちを持ちながら、それでも区切りをつけねばならない。それこそが、ユウヤを…

「私を抱け、同志エーベルバッハ」▼『海王星』作戦終了から数日後、彼女のその一言から大きく変わった第６６６中隊の運命。▼その手で切り開いた未来、周囲に咲く花々の香が、テオドール達を照らし導く。▼やがて苛烈な戦いを生き延びた衛士たちの、その後とは。▼・「シュヴァルツェスマーケン」の主要な登場人物、全員の生還ルートとその後を描いた物語。一部を除いてはテオドール・エーベルバッハの視点でお送りします。▼・ほぼ全編Ｒ－１８。基本的にハッピーエンド志…

1998年9月10日、駒木咲代子が着任する5日前。佐渡基地司令部第三戦術予備部隊A中隊の中隊長、坂崎都大尉はB中隊の大倉鈴乃大尉を部屋に連れて行き互いの欲求不満を解消しようとしていた。▼これが最後の営みになる事は2人は知る由はなかった。

「『世界』なんていう巨大で途方も無いものはね、ちっぽけなアンタたちの『意志』一つで決まるのよ」▼この春、白陵学園を卒業した武。彼はここのところ毎晩のように全く同じ夢を見ていた。▼現実のそれとは全く異なる境遇。悲劇と絶望に泣き叫ぶ日々。まるで本当に起こったことのように生々しい夢。▼だが目覚めれば、そこにはいつも通りの日常が広がっている。……そう。あれは確かにただの『夢』だった筈。▼武はそう思っていた。あの時までは。▼・『マブラヴ』シリーズ…

1990年代後半▼BETAの襲来により欧州は陥落し、ソ連はアラスカにその本部を移転。▼残された者たちは悲惨な対BETA戦に駆り出されていた。▼逆境に立たされたソ連はオルタネイティヴ3の一環でП( ペー)3計画を発動。▼生還率6%という多大な犠牲を払い、後に紅の姉妹(スカーレット・ツイン)と呼ばれる最強の衛士——クリスカとイーニァが生み出されていた。▼とある不祥事によりユーコン基地に左遷された元ジャール大隊の教官、イサーク・ローゼンフェル…