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推薦作品:ユウキに転生したオリ主がSAOのベータテスターになったら 原作:原作:ソードアート・オンライン
SAO原作既読者向け全8話10万文字完結作品。前世があるユウキ自身にしか見えないオリ主によって、何度読み返しても感涙必至なキリトとアスナの結婚披露宴が描かれる作品です。本作は一見無駄な要素にす... (全文表示)
SAO原作既読者向け全8話10万文字完結作品。前世があるユウキ自身にしか見えないオリ主によって、何度読み返しても感涙必至なキリトとアスナの結婚披露宴が描かれる作品です。本作は一見無駄な要素にすら思えた「ユウキに転生したオリ主」設定を見事に生かし切った簡素なタイトル・あらすじから良い意味で騙される作品となっていて、果たして転生する必要があったのか?とメタ読みする読者に対して彼女視点での描写は一切なく他者視点から一つ一つオリ主の真意を紐解いていくこの構成が先ず見事でした。そして何といってもそんなオリ主の真意が明らかになって遂に訪れた第三話結婚披露宴が素晴らしく、ハードルをこれ以上なく上げても易々と越えていった感動的な描写は最高の二文字が相応しい。正しく劇場版SAOであの幻影を見た瞬間の衝撃とその後の余韻が読者を襲います。そんなユウキ推しの方にお勧めな傑作となっているので、このオリ主が2度目の生涯を生き抜いた結果作られた道の果てを是非一読してみて下さい。
推薦:夜市よい 評価:★ (参考になった:8/ならなかった:2)
推薦作品:SAO (シールドアート・オンライン) 原作:原作:ソードアート・オンライン
SAOの二次創作は実に多い。多すぎてどれから読めばいいか迷うほどに多い。なので、読者は取り敢えずキリトが主人公の作品だったり、オリ主がキリトと並行して原作の展開をなぞっていくような作品から入ってい... (全文表示)
SAOの二次創作は実に多い。多すぎてどれから読めばいいか迷うほどに多い。なので、読者は取り敢えずキリトが主人公の作品だったり、オリ主がキリトと並行して原作の展開をなぞっていくような作品から入っていく場合が多いと思う。だがこの作品はそういうのとは一味違う。もちろんそういう層も気軽に読めるよう原作の用語や世界観の解説が分かりやすくされている上で、原作の筋書きからは独立した完全オリジナルの物語が展開されているのだ。そして、何といってもこの作品の一番の特徴は、「原作準拠」を貫き通していること。オリ主たちはキリトと知り合い、冒険の日々を送りながらも、決して原作の展開に依存する事がない。なのにキリトやアスナたちの物語は原作から一切改変されていないのである。だから、オリキャラ達はキリトと一緒にスタバ無双はしない。同じタイミングで結婚したり、二十二層のログハウスでご近所さんになることもない。ALO編なんてキリトの活躍描写はほとんどない。というかそもそもキリトと行動を共にしていない。その代わりにSAOの登場人物はこれでもかというくらいに登場する。アルヴヘイムのプレイヤーたちやレンちゃん達GGO勢、さらにはSAOゲームの世界観まで採用している上に各々に丁寧な紹介と出番を用意しているので、SAOの世界観が好きな方は間違いなく楽しめるだろう。キリト達の軌跡を描く「剣の物語」、ソードアート・オンラインの対極に位置して、対等に独立した「盾の物語」、それがシールドアート・オンラインなのである。物語の内容としては、デスゲーム中に武器縛りをする変人と、デスゲーム中にソードスキル縛りをする剣士の織り成すトンデモ奇譚。何言ってるかわからないと思うけど、こっちも何言ってんのか分からない。元々ギャグの作品として出す予定だったらしくて、今もなんだかんだ言ってギャグっぽい語り口で書かれているんだけど、この作者さんやたら描写が丁寧なうえにシリアスに気合いを入れる癖があるっぽく、ギャグ回にもガチ回の伏線がふんだんに盛り込まれている徹底ぶり。最終的に原作に匹敵するとんでもねぇ事件に、キリト達の裏で巻き込まれていくってのがいつものパターン化してる。だけどそこからの怒涛の展開とグランドフィナーレ感のある圧巻のラストは必見。そしてガチ回化していく前にはちゃっかり前書きにガチ回注意報が出るので、非常に心臓に優しい仕様。いやマジで。とまあいろいろ書いてきたが誰でも気軽に楽しめるうえ、SAOファンも読み応えのある小説です。一読の価値ありかと。▼読む際の注意事項など基本的に原作通りに進みますので、死亡キャラの生存ルート等は現時点ではないようです。また上述したように、オリ主達はキリト達の軌跡に沿うことなく独自の物語を展開します。オリキャラの強さも作者自らキリト以下であるとしていて、無双風味は薄めです。
推薦:黒雫島 評価:★ (参考になった:8/ならなかった:1)
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