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推薦作品:―いつまで私は― 原作:原作:ブルーアーカイブ
生徒達と共に世界を守った先生(主人公)。戻ってきた穏やかな日々を過ごしていた中、ふとしたきっかけで自分の忌まわしい過去と向き合う事となる。隠されていた傷跡が晒される時、学園都市キヴォトスに新たな騒動... (全文表示)
生徒達と共に世界を守った先生(主人公)。戻ってきた穏やかな日々を過ごしていた中、ふとしたきっかけで自分の忌まわしい過去と向き合う事となる。隠されていた傷跡が晒される時、学園都市キヴォトスに新たな騒動が巻き起こる。傷だらけの大人と支えようとあがく子供達。行き着く結末は……時系列はメインストーリー最終章のその後。独自の展開で話が進みます。壮絶な過去を持ち、それゆえトラウマを抱える先生。この小さな秘密がきっかけとなり、結果的に色んな生徒を巻き込んだ大騒動へと発展して行きます。好きな部分ですと、まず心理描写。この小説の先生はとても不安定です。刻まれた過去が心と身体を蝕み、今も苦しみ悩んでいます。このぐちゃぐちゃとしたネガティブな心模様がしっかりと描かれており、強烈なトラウマを抱えている事が読み取れます。それでも生徒達を支えて、時に支えられながらも頑張る先生は、良くも悪くも人間くさくて応援したくなります。もう一点はストーリーの展開。基本的にキヴォトスの生徒達は大半が問題児ではありますが善良です。しかし、善意や好奇心で起こした行動が良い結果をもたらすとは限りません。このストーリーでは、そんな悪意の無い行動によって思わぬ流れになってしまう所を見る事が出来ます。しかも登場人物に悪人が居ないのが皮肉な話しです。この小さなヒビがどんどん広がっていくような展開は、読んでいて面白く惹き込まれました。▼読む際の注意事項などメインストーリーのその後なのでどうしてもネタバレがあります。なので先に本編のストーリーを読む事をおすすめします。
推薦:ジョンドゥ2 評価:☆ (参考になった:1/ならなかった:0)
推薦作品:火を継ぐ者 原作:原作:ダークソウル
長く険しい旅路を経て王の器を捧げ、四つのソウルを集めることでついに最初の火の炉に辿り着いた。薪の王グウィンとの戦いに勝利し、火を継ぐ決意をすることで自身の生命をも捧げた一人の騎士の最期を描いた作品。... (全文表示)
長く険しい旅路を経て王の器を捧げ、四つのソウルを集めることでついに最初の火の炉に辿り着いた。薪の王グウィンとの戦いに勝利し、火を継ぐ決意をすることで自身の生命をも捧げた一人の騎士の最期を描いた作品。つまるところ、ダークソウルの火継ぎエンドを作者なりに解釈した作品。ゲーム中では初見時、あの終わり方には余韻に浸る暇もなく呆気にとられた人が多い筈。主人公の最期を犠牲者の悲哀と捉えるのではなく、旅で出会った人々を振り返りながら、彼らがこれから創り出していく世界の行く末に思いを馳せる姿を見て救いはあったのだと感じた。文字数2180字の短編であるため物足りないと感じるかもしれないが、気軽に読むことができるというのも見方を変えれば一つの長所ではないだろうか。ゲーム中で殆ど主人公の人物像というものが語られることがないからこそ自由なロールプレイをし、幅広い想像をすることができるというフロム作品の魅力に改めて気づかせてくれる作品であるといえる。
推薦:すいか 評価:★ (参考になった:75/ならなかった:4)
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