・PDF ・感想ページへ (20件) ・アクセス解析 ・お気に入りの追加
推薦作品:最後の希望 ベテランウマ娘、8年目の地方転戦【完結】 原作:原作:ウマ娘プリティーダービー
7年間のトレセン生活、成人の区切りはとうに過ぎ、どうしてもG1だけは獲れなかった「私」に突き付けられた卒業(おわり)。抗うための武器は2つだけ、同期が全員引退してもまだ走れる足の寿命の長さと、苦闘の... (全文表示)
7年間のトレセン生活、成人の区切りはとうに過ぎ、どうしてもG1だけは獲れなかった「私」に突き付けられた卒業(おわり)。抗うための武器は2つだけ、同期が全員引退してもまだ走れる足の寿命の長さと、苦闘の末に身に着けてしまったダート適正。8年目、地方レース場への移籍。現役と引退のはざまで、なお老兵は立ち続ける――――。 主人公の行く末はもちろん、主人公の後輩たちが描く成長の軌跡にもまた輝きのある名作長編です。舞台設定は原作よりもひどく現実的ですが、主人公(成人済み)をはじめ、登場する大人たちが現実を直視できる性格なので、読んでいて余計な不安を感じさせません。現実というものは、【大人がちゃんと大人として振る舞っている限り】、そう酷いことにはならないものだから。 ▼各話タイトルや各ウマ娘の名前をはじめ、古今東西の映画を元ネタとしている部分が多い作品です。・すべてにおいて元ネタのイメージ通りというわけではなさそうなので、かえってフレーバーに気づかないほうが話に入りやすいかもしれません。・最終章(エピローグ)に元ネタ解説のページはありますが、各ウマ娘の全戦績も出ている完全解説なので、本文完走まで我慢するとフクキタル。
推薦:風祭将太 評価:★ (参考になった:7/ならなかった:0)
推薦作品:俺にしか見えない絵、誰にも見えない彼女 原作:オリジナル:現代/恋愛
『生きている』 ある冬の季節、高校の終業式を終えた軒下寛人は街の至るところで青い絵具で書かれたその文字を見つける。しかもどうやら寛人以外にはこの文字は見えないようなのだ。寛人はなぜ自分だけにこの文字... (全文表示)
『生きている』 ある冬の季節、高校の終業式を終えた軒下寛人は街の至るところで青い絵具で書かれたその文字を見つける。しかもどうやら寛人以外にはこの文字は見えないようなのだ。寛人はなぜ自分だけにこの文字が見えるのかを突き止めるため文字を描いた人物を探し出す事にした。 長い探査の末、寛人は遂に青い線が壁に引かれていく現場に出くわすが、そこには誰の姿もなかった。 あるのは文字がひとりでに浮び上がる非現実的な光景。 唖然としつつ文字の浮かぶ壁に触れる寛人。そんな彼の前に『これ、見えてますか?』の文字が浮かび上がった。 誰にも見えない女子高生の少女と、彼女が描いたものをなぜか見ることができる高校生、軒下寛人。二人が過したオカルティックなクリスマスイブ。 そして、雪空の下、一夜にして描きあげられ、沫雪のように無くなってしまった素晴らしいある絵の話。 心に灯りがともるような結末に優しい気持ちになれます。 現実から非日常へ少しだけ踏み外したミステリアスな話やハッピーエンドが御好きという御方に推したい恋愛短編小説です。▼読む際の注意事項など 存じての通りジャンルはあくまで恋愛であり、ラブコメではありません。ご留意ください。
推薦:ルーピア 評価:★ (参考になった:6/ならなかった:0)
同原作推薦一覧