推薦作品:でろりんの大冒険 原作:原作:ダイの大冒険
悪役に転生した。それだけならよくある話で、要は悪役にならなければ言いだけの話。けれど、主人公が役を全うしなければ原作の主人公は勇者になれない。そんな結論が出てしまったら? 原作に沿って主人公を強く... (全文表示)
悪役に転生した。それだけならよくある話で、要は悪役にならなければ言いだけの話。けれど、主人公が役を全うしなければ原作の主人公は勇者になれない。そんな結論が出てしまったら? 原作に沿って主人公を強くしなければならない。だが、その過程で死ぬはずの家族、知り合いを見捨てる事はできず、原作からの乖離が起きていく。 長生きしたい。幸せになりたい。そのために家族を助けないなんてできない。知り合いを見捨てるなんてできない。強欲に己の望む生を欲した主人公は、それを成す為に命を懸けた戦いへと身を投じていく。 原作を知っているがためにそれに縛られ、世界の平和を成しながらも家族や友好のある人たちを守りたいと願う主人公が、己の行動による影響と見えない未来に苦悩しながらも諦めずもがき続ける。そんな物語です。 人に理解されずともやらなければならない事をする。簡単なようでとても難しい事を当たり前に行う主人公の意思力には感嘆とさせられます。 最強でもなければ天才でもない。転生者としてのアドバンテージだけで最強でもなければ天才でもないというのに、諦める事も無ければ立ち止まる事も無い。力ではない本当の『強さ』の見える作品だと思います。▼読む際の注意事項など 多少のご都合と取れる場面があるので、ちょっとでもご都合主義が許せない、という方は受け付けないかもしれません。また、オリ設定も存在しており、それを許せないという方も読まない事を推奨します。 俺TUEEEとかハーレムとか昨今のよくある最強モテモテ設定は存在しませんので、そこを踏まえてご一読ください。
推薦:神榛 紡 評価:★ (参考になった:55/ならなかった:6)
推薦作品:ダイの大冒険異伝―竜の系譜― 原作:原作:ダイの大冒険
現代日本の官僚だった人物がダイの大冒険のアルキード王国の平民として生まれそこから死なないためにバラン処刑の場面に介入し、結果として大きなバタフライエフェクトが生じて原作通りの展開はもはや到底いかな... (全文表示)
現代日本の官僚だった人物がダイの大冒険のアルキード王国の平民として生まれそこから死なないためにバラン処刑の場面に介入し、結果として大きなバタフライエフェクトが生じて原作通りの展開はもはや到底いかなくなった状態から、なんとか大魔王バーン相手に勝利を収めようとする話。主人公の武器は原作登場人物たち為人やバーンの戦略の把握、自らも官僚として働いていた手腕と現代知識、上記の処刑介入によって得たバランやソアラとのコネクションと言ったもので戦士としての才はほとんどない。原作のダイの大冒険での人類の勝利はわずかでもボタンが掛け違えば全てが狂う奇跡の連発の薄氷の上の勝利で敵であるバーンも無能とは程遠い、圧倒的な強さと叡智、軍勢を有している存在である。そのために主人公の人類の強化の策や警戒する竜の騎士であるバランが人類の味方についている事に対して原作とは地上破壊計画を修正してくる事が予想されるために原作の頃にはどう展開していくのがか全く読めなくなっている。戦略的・政治的思考を持った主人公視点から見る事で大魔王バーンのただ強いだけではない魔界の神を名乗る指導者としての叡智の底しれなさやスケールのデカさ等が実感できる作品である。▼読む際の注意事項など・少年漫画を戦略や政治の観点から見た作品であるため、アンチやヘイト要素はないが 作中では描かれていなかった事に対する作者様独自の設定や解釈がある。
推薦:ライアン 評価:★ (参考になった:56/ならなかった:13)
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