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推薦作品:ハルオ「動けメカゴジラ」 原作:原作:ゴジラ
本編では要塞のままゴジラに葬られたメカゴジラですが、この作品では本来のメカゴジラの姿で真っ向からゴジラと激突します。タイトルに反して内容は非常に濃厚で、両怪獣が繰り広げる死闘は思わず息することを忘れ... (全文表示)
本編では要塞のままゴジラに葬られたメカゴジラですが、この作品では本来のメカゴジラの姿で真っ向からゴジラと激突します。タイトルに反して内容は非常に濃厚で、両怪獣が繰り広げる死闘は思わず息することを忘れてしまう程までに熱く、手に汗を握ってしまいます。設定で示唆されていた武装を使ってゴジラを攻め、更には互角以上の肉弾戦でゴジラを追い詰めていく姿は、映画公開前の予告や宣伝から多くの人がイメージしたであろうメカゴジラそのままです。更に本作は、単純にゴジラとメカゴジラとの怪獣プロレスを組み込むだけでなく、物語の前半で主人公であるハルオ達周辺の意識や考え方、行動にも手が加えられています。その為、本編にあった人間とビルサルドの価値観の違いによるズレや強引な展開などが、ある程度納得できる形、或いは無くなっていたりと「再構成」ならではの問題点解消や物語の改変が施されている。他にも本編の随所に、小説版の前日譚によく見られた「歴代ゴジラ映画に出てきた台詞」が散りばめられています。オマージュ要素もありますが、作品内でその台詞が発せられる場面も相俟って、ゴジラを良く知る人だけでなく、良く知らない人でも不思議なくらいピッタリと物語にハマります。映画本編では見ることができなかった「ゴジラの姿」を模ったメカゴジラの雄姿と映画以上に荒ぶるゴジラとの激闘。これだけでも十分なのですが、オリジナルの流れなのに本編でも考えられそうな締め方なのがまた、短編でありながら思わず続きを期待してしまいます。2018年12月23日、本作世界観での「星を喰う者」の再構成である「地球を継ぐもの」が投稿されました。本作世界観からの続きである為、最初から映画とは大きく異なる展開ですが、この話でも「再構成」ならではの改変や新たな解釈が大胆且つ緻密に描かれています。圧倒的な強さを誇るギドラに対してゴジラ、そしてハルオ達とフツアの民は持てる力と地球に残された力全てを尽くして、地球の未来を賭けた最終決戦を挑みます。▼読む際の注意事項など・作者は本編を知らない人が読むことを考えて、前書き含めて解説を書いていますが、それでも映画本編を見ていた方がより理解しやすいと思います。・小説版を意識しているのか、改行が少ないため、人によっては読みにくいかもしれない。
推薦:冴龍 評価:★ (参考になった:25/ならなかった:1)
推薦作品:【本編完結】Ib ~ゲルテナ展 10周年記念展~ 原作:原作:Ib
あなたは二次創作における「名作」とは何だと思いますか。 私は「原作への愛」がこれでもかと感じられ「原作では成し得なかった結末」に至るものだと思います。 この「ゲルテナ展 10周年記念展」はまさに... (全文表示)
あなたは二次創作における「名作」とは何だと思いますか。 私は「原作への愛」がこれでもかと感じられ「原作では成し得なかった結末」に至るものだと思います。 この「ゲルテナ展 10周年記念展」はまさに私が定義する「名作」に該当する作品になっています。 Ibというゲーム独特の、静謐さと不気味さを再現し、イブ・ギャリー・メアリーを全く違和感ないよう動かし、そして、あり得なかった未来を掴み取る。これを「名作」と言わずに何と表現すればよいのでしょうか。 古くからある正統派な「二次創作」であり、Ibをプレイしたことがある人はぜひ騙されたと思って「ゲルテナ展 10周年記念展」をお楽しみください。必ずやご満足いただけるでしょう。▼読む際の注意事項など 一見、作品の目的が見えないと感じられる方がいるかもしれません。少し疑問に思った方は、私以外のハーメルンの推薦文をご覧ください。皆様、とんでもない熱量で推薦文を書かれておられ、ぐっと引き込まれます。目的もすぐに分かります。 私も推薦文を見てこの作品を読み始めました。書いてくださった方、本当にありがとうございました。
推薦:愉悦部出身 評価:★ (参考になった:6/ならなかった:0)
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