「零余子ちゃんですよ！」
パワハラ会議で怯えた顔だけを見せ無惨に殺された下弦の鬼、零余子が、原作とのふとした違いから鬼の中で成り上がっていく話。
主人公は優秀なはずなのに、いい意味でチート感がない。...
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「零余子ちゃんですよ！」
パワハラ会議で怯えた顔だけを見せ無惨に殺された下弦の鬼、零余子が、原作とのふとした違いから鬼の中で成り上がっていく話。
主人公は優秀なはずなのに、いい意味でチート感がない。美しく魅了したかと思えば、調子に乗ってしっぺ返しを食う。それが可愛いし、感情移入も親目線もしてしまう。また、鬼なのに、強いのに、人は食べないし殺さない。かといって少年誌の主人公みたいな正義感でもない。まるで、普通に自堕落な人間。
それがちょうどいい。
コメディが読みたい人も、ゆるゆるライフが読みたい人も、つよつよ主人公が読みたい人も。ついでに猗窩座が幸せになる話を読みたい人も。
そうでなくても。一回読んでください。鬼滅作品の中で間違いなく最高峰に面白い。完結済です。

▼読む際の注意事項など

・主人公と猗窩座の恋愛要素があります。
・かまぼこはほぼ登場なし。
・オリキャラ（鬼）の登場あり
・悪の強者感はあまりない

鬼殺隊なのに鬼のような残虐な性質を持った女を、煉獄さんが更生させる話です。前半は原作前、後半は原作の時間軸となります。もちろん、無限列車編です。
鬼滅の二次の中でも屈指の完成度の高さ。また既に完結して...
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鬼殺隊なのに鬼のような残虐な性質を持った女を、煉獄さんが更生させる話です。前半は原作前、後半は原作の時間軸となります。もちろん、無限列車編です。
鬼滅の二次の中でも屈指の完成度の高さ。また既に完結しているため、当然エタる心配もありません。安心して読むことが出来ます。

地獄谷蓮乃はわざと朝まで鬼を嬲る残虐な女であり、同じ隊員からも恐れられています。しかし同時に、自分の悪癖を嫌悪して苦しんでもいました。
彼女を任された煉獄さんは決して見捨てないと決意し、叱りながら見守ってくれます。そんな煉獄さんのお陰で、彼女も少しずつ変わっていきます。その過程が、とても良いです。
正反対のような二人のやり取りは面白く、またこの作品の最大の特徴である細やかな人物の描写がそれを引き立てます。口に出していなくても、人物の感情が動作や行動から読み取れるのは素晴らしいです。
そして何より炎柱である煉獄さんの魅力がみっちりと詰まっているので、読み終わったら確実に煉獄さんをより好きになるでしょう。

▼読む際の注意事項など
あまり考えずに楽しめるような娯楽小説を読みたい！という人には不向きかと。
また、女主人公そのものが苦手な方も同様です。