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推薦作品:TALES OF THE ABYSS外伝ーセレニィー 原作:原作:テイルズオブ
お話は主人公であるセレニィが記憶を失い目を覚ましたところから始まります。覚えているのは自分が日本人で男性だったことのみ。しかし体は何故か可憐な少女となっておりました。セレニィという名も目を覚ました場... (全文表示)
お話は主人公であるセレニィが記憶を失い目を覚ましたところから始まります。覚えているのは自分が日本人で男性だったことのみ。しかし体は何故か可憐な少女となっておりました。セレニィという名も目を覚ました場所で一緒に居たゲーム本編の主人公であるルークがセレニアの花に絡めて仮に命名したもの。体は少女。戦う力もない。そんな状態で置いていかれてはたまらないと、なんとか機転を利かせてルークたちについていくセレニィ。……しかしそれはセレニィの苦労譚の、ほんの序章にすぎなかったのです。アビス二次って仲間アンチや断罪系多いな。読んでてつらいな……。そう思った事がある方は多いのではないのでしょうか。もちろん面白いものは面白いですし、非難する意図はないのです。ただキャラがいいだけに噛み合わない歯車がもったいない! もどかしい! そう思った事がある方も多いはず。そんな人におすすめなのが、このテイルズオブジアビス外伝セレニィです。アビス世界に放り込まれた潤滑油!セレニィの胃痛と引き換えに(本人が意図しているわけではないものの)キャラ同士の歯車がかみ合い、平和へのピースが次々とはまっていく!頑張れセレニィ。負けるなセレニィ。有能な仲間からの厚い信頼と一部からのどでかい愛を身に受けながら、アビス世界を生き抜くセレニィを応援したくなる作品。現代日本から来たらしい様子ながらアビスの原作知識を持っていないところがいい感じに作用しているというか、そんなセレニィ視点から見たアビスキャラの評価なども面白いですね。読んでいて素直に楽しいお話です。▼読む際の注意事項などコメディ度の高い作品なので一部の登場人物に対してキャラ崩壊と受け取る人もいるのではないかな、という点が注意点と言えば注意点。
推薦:丸焼きどらごん 評価:★ (参考になった:3/ならなかった:2)
推薦作品:大詠師の記憶 原作:原作:テイルズオブ
経験則として、おじさんが輝く物語はどれも大体面白い作品であると思っている。この作品もまた、自分の経験則を裏付けた、素晴らしい作品である。 できるだけぼかしながらさわりだけ説明したい。 原作におい... (全文表示)
経験則として、おじさんが輝く物語はどれも大体面白い作品であると思っている。この作品もまた、自分の経験則を裏付けた、素晴らしい作品である。 できるだけぼかしながらさわりだけ説明したい。 原作において悪党だった主人公モースは「前世の記憶」としてその宿罪を背負う、一人の宗教家である。 彼は前世で働いた悪逆非道を宿罪として背負い、心から改心する事で例えその先に、自らの居場所が無かったとしても。果たすべき目標を志すのである。 また作中で主人公は事とある毎に自身を「罪人」であると称して卑下するが、その一方で原作で悲劇的な事件、結末を迎える人々に対して『愛』を注ぐ聖人としての一面が強く自分の印象に残っている。 導師イオンを含むオリジナルイオンのレプリカ達、原作主人公ルーク・フォン・ファブレ、アニス・タトリンと妖獣のアリエッタ、ナタリア・ルツ・キムラスカ・ランバルディア等。哀れな彼らに対しモースは惜しみない愛情と「他者とのつながり、絆」で受け止めるのである。 「子ども達が犠牲を強いられる世界にしてはならない。そして少しでも多くの人々が救われる、今少し優しい世界に変わっていって欲しい」 予言で雁字搦めに縛られた世界から「自由を求める闘い」を繰り広げる、聖人の如き一人の宗教家の軌跡を自分は最後まで追っていきたいと思う。▼読む際の注意事項など 原作を知らなくても、主人公に寄り添うように読み進める事で問題なく読めるのではないかと思うが、より作品の詳細な部分に迫りたい人は原作を確認するべきだと思われる。
推薦:狂胡椒 評価:★ (参考になった:15/ならなかった:1)
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