推薦作品:【完結】ハリー・ポッターは邪悪に嗤う 原作:原作:ハリー・ポッター
原作においてダーズリー一家の虐待を受けて内向的になっていたハリーが、「何れ目にもの見せてやる!」と心の中で牙を研ぎ澄ませている、組分け帽子が迷うこと無くスリザリンに入れるような性格だったら?というハ... (全文表示)
原作においてダーズリー一家の虐待を受けて内向的になっていたハリーが、「何れ目にもの見せてやる!」と心の中で牙を研ぎ澄ませている、組分け帽子が迷うこと無くスリザリンに入れるような性格だったら?というハリーの性格改変物。この作品のハリーは非常に名誉欲が強く、お世辞にも良い子とは決して言えないが、それでも彼の心の根底にあるのは他者に己の存在を認めてもらいたいという思いであり、それ故強い向上心を持ち、自身の能力を高めることに貪欲である。またスリザリンに行きながらも、叔母夫婦のところでは決して得られなかった、厳しさの中にも確かな愛情を有するマクゴナガル先生を慕ったり、ドラコと友人になる一方でロンの事を口では気にしていないような事を言いながらも、なんだかんだで気にかけていたりと、年相応の少年らしい微笑ましさを持っており、彼がただ他者に己の存在を認めてもらいたい、褒められたい承認欲求に飢えた子どもなのだという事を実感する構成となっている。そんなハリーは果たして第二の闇の帝王となってしまうのか、それとも恐怖によって縛るのではなく真の意味で他者から崇敬される「偉大な魔法使い」になるのか注目の作品である。▼読む際の注意事項など・現時点(7話)では特になし。ハリーはスリザリン所属となっているが、上記の通り教師の中で一番慕っているのがグリフィンドールのマクゴナガル先生なのも相まって、グリアンチ要素等もなく非常にバランスの取れた描写となっている。・ただし残酷な描写有りとのタグが付いているので、その辺りは今後出てくるかもしれないので注意が必要である。
推薦:ライアン 評価:★ (参考になった:51/ならなかった:7)
推薦作品:ハリー・ポッターと野望の少女 原作:原作:ハリー・ポッター
▼ストーリー「世界を支配するのはヴォルデモートではない! この私だ!」(あらすじより引用)名家べレスフォードの血筋、成長・進化し続ける才能、そして前世より得た未来(原作)知識を持つ金色の少女―... (全文表示)
▼ストーリー「世界を支配するのはヴォルデモートではない! この私だ!」(あらすじより引用)名家べレスフォードの血筋、成長・進化し続ける才能、そして前世より得た未来(原作)知識を持つ金色の少女――ミラベル・べレスフォード。傲慢にして残酷、まさに悪として生まれたような一面を持つ彼女が、魔法界を支配するために暗躍する物語。▼自分はここに惹かれた!序盤は、ミラベル様のカリスマと野望に痺れ、中盤は、彼女の学校での友、イーディスとの友情によって丸くなったかと思えば・・・・・・呆気なくすべてブッ潰れて、衝撃を受け、終盤は、魔法界の、ひいては世界の未来を賭けた戦争の中で、過去からの因縁や愛が終わり、そして始まっていく様子に涙を流す。自分はそんな感じでした。ネタバレになってたらごめんなさい!オリキャラやオリ設定が原作を蹂躙するのではなく、あくまで原作の設定には忠実で、一部の原作キャラクターにも、かっこいい見せ場や描写があります。設定面では、オリジナルのモノは、ミラベル様が創作した魔法くらいで、後は原作にあるマジックアイテムやキーアイテムを駆使した、ハリー・ポッターを読み込んでいるからこそ出来る物語構成になってます。伏線の張り方や回収、矛盾の解消は本当に神がかっていて、違和感という違和感は、せいぜい原作でも曖昧な部分だけです。少なくとも自分はそう思います。特に、原作でもキーワードとなっている『愛』に関する描写に力が入っており、特に原作では呆気なさも感じる死に様を見せた、振り向かれずとも愛を貫いた男(名前はあえて言いません)が、この作品ではとてもかっこいい!本当に、今まで見てきた中でも一位二位を争う二次創作小説だと、自分は思っています!ぜひ、読んでみてください!▼読む際の注意事項など二次創作には付き物であるメタ視点が時折あります。許容できない人は、楽しめないかもしれません。そして、所々にあるネタや、俺TUEEEEEEEE的な展開や、原作組を蹂躙するような展開が苦手な人も、ちょっときついかもしれません。が、それさえ許容できる人ならば、きっと素晴らしい時間を過ごす事が出来るでしょう!
推薦:混沌の権化 評価:★ (参考になった:240/ならなかった:29)
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