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推薦作品:【完結】愛慾のヒーローもどき 原作:原作:僕のヒーローアカデミア
「独自設定」タグ、「USJ編で大幅な原作ブレイク」という注意書きに偽りのないストーリー。 丁寧な、とても小説然とした文章には安心感もあり、それでいてコメディからシリアスまで幅の広さを感じる雰囲気で... (全文表示)
「独自設定」タグ、「USJ編で大幅な原作ブレイク」という注意書きに偽りのないストーリー。 丁寧な、とても小説然とした文章には安心感もあり、それでいてコメディからシリアスまで幅の広さを感じる雰囲気で、物語に引き込まれます。 序盤から容赦なく独自設定・解釈が描かれていきますが、そのどれもが物語としてカタチ作っていく構成の妙を感じました。 原作ブレイクと言っても、作品と原作の雰囲気を大きく壊すわけではなく、また、序盤から中盤、終盤へと話が進むにつれて作品の雰囲気が変わるのは、ある意味で原作に近いのかもしれません。 それでも大きく変わった話の流れで、(それ以前にも変更・変化はありますが)様々なキャラが原作とは変わっていきます。驚きの変化もきっとあるでしょう。 序盤のコミカルな掴みから、シリアスはとことんシリアスに。「残酷な描写」タグもまた偽りのない看板です。 圧倒的なエネルギーが注ぎ込まれた独自の展開と、エロスに満ちた物語。読み応えはばっちりです。▼読む際の注意事項など ともかくオリキャラ、独自設定や解釈、そして原作ブレイクが大きくこの作品を占めています。 盛り込まれた設定の要点はそこまで複雑ではないですし、わかりやすく要約もされていますが、設定創作が苦手な人には向かないかもしれません。 救済されるキャラも居れば、原作よりも不遇である面が強調されるキャラもいます。「原作キャラ死亡」タグもご留意ください。 作品タイトルの「愛慾」、そして「R17.9」「ハーレム」タグの通り、際どい描写や関係性があります。
推薦:峰下抄 評価:☆ (参考になった:2/ならなかった:0)
推薦作品:星と少年 原作:原作:Infinite Dendrogram
この作品には、原作である<Infinite Dendrogram>に登場するキャラクターが、ほぼ出てこない。 しかし、原作の世界観や雰囲気が完璧に再現され、それゆえに「VRMMOでの異... (全文表示)
この作品には、原作である<Infinite Dendrogram>に登場するキャラクターが、ほぼ出てこない。 しかし、原作の世界観や雰囲気が完璧に再現され、それゆえに「VRMMOでの異能バトル」という原作の趣旨が完全に、もしかすると原作以上に再現されているかもしれない。 「原作と矛盾した設定を出さない」というレギュレーションに沿っているからこそ、非常に純度の高い異能バトルが完成されている。これは、原作がある二次創作にしか出せない魅力である。 オリジナル『エンブリオ』、オリジナル『職業』、オリジナル『特典武具』、オリジナル『UBM』。全て、原作で説明された法則に違和感なく馴染むものであり、チートなどでは決してない。作品の根幹に絡むアイテムである『劣級エンブリオ』ですら、原作に登場する法則で説明がつくものである。 三人称である故に、キャラクターの感情を一歩離れた視点で描写されている。キャラクターと読者との距離の取らせ方が良い意味で非常に狡猾で、それはキャラクター造形にも及んでいる。 主人公の一人、ブラーはMMO廃人で、リア充を見下すロクデナシである。ゲーム内でトップに成り上がりたいという想いのために、NPCを躊躇なく殺す。いやに生々しく、現実にいそうなキャラクター造形であるが、読者はキャラにも文章にも強い嫌悪感を抱くことなく物語に没入できる。それは、肯定も否定もしない三人称からの心理描写が非常に精緻で、「ああ、現実にいたらヤな奴だ」と、軽く思わせる程度にとどめてしまう。しかし、例えば悲劇に対する被害者の心情は、三人称でありつつもキャラクターと距離を若干詰め、「可哀想に」という印象を与えさせる。 また、前述したオリジナル設定も非常にオトコノコ心をそそる魅力的なものだ。中二病患者の妄想とは一線を画する緻密で、ゲームバランスを崩さず、かつロマンを理解する固有名詞と能力の内容をしている。 小説家になろうもしくは書籍でデンドロ本編を読み終わり、同じ雰囲気でもっと異能バトル要素を煮詰めたのが読みたい!と思った方は、是非最初にこの作品を読んでいただきたい。▼読む際の注意事項など 三人称であり、二章以降スポットライトが当たるキャラクターが移り変わるため、三人称群像劇を読みなれていない人は少し集中力を要するかもしれない。
推薦:砂漠谷 評価:☆ (参考になった:3/ならなかった:0)
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