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推薦作品:東方閻魔帳 原作:原作:東方project
ざっくり言うとあらすじそのままに1人の閻魔がひょっこり幻想郷にやってきたというお話。壮大なストーリーに伏線がちりばめられていて…というよりはつかみどころのない少女たちの日常を一閻魔が関わる部分だけ... (全文表示)
ざっくり言うとあらすじそのままに1人の閻魔がひょっこり幻想郷にやってきたというお話。壮大なストーリーに伏線がちりばめられていて…というよりはつかみどころのない少女たちの日常を一閻魔が関わる部分だけ切り取ったような作品。矛盾しているようですがまさに日常奇譚といったところ。飄々とした女主人公と同じく一癖も二癖もある幻想郷の住人たちとのやり取りは必見です。(個人的には永琳との一幕)オリ主が一話冒頭に登場した後、いきなり数話の間登場せず、という展開や原作キャラ視点多めで、いい意味でオリ主要素が薄まっているのが新鮮で面白かった。オリ主がうまく原作キャラを立てているという感じ。また、戦闘描写が東方の二次創作にありがちなチート能力のごり押しなどではなく、原作設定と頭をうまく使ったものになっています。▼読む際の注意事項など一話一話はやや短めな印象。良くも悪くも原作のノリに近いため、作風はシリアスではなく若干ギャグより?気にするほどではないと思いますが、原作を知らないと多少わかりづらいかも。チートや無双要素は今のところはないです。
推薦:ヤマザナ 評価:☆ (参考になった:3/ならなかった:0)
推薦作品:【完結】人形たちの霊魂戦争 原作:オリジナル:ファンタジー/戦記
この作品を他人に薦める時何と説明するか。その判断がいかに難しいか、読んだ人にはわかると思います。硬派なファンタジーでもあり、ロボット(と、敢えて書かせていただきます)大戦ものでもあり、深堀した戦争も... (全文表示)
この作品を他人に薦める時何と説明するか。その判断がいかに難しいか、読んだ人にはわかると思います。硬派なファンタジーでもあり、ロボット(と、敢えて書かせていただきます)大戦ものでもあり、深堀した戦争ものでもあり、ヒューマンドラマでもあり、哲学小説でもあり、恋愛を凌駕する究極の恋愛小説でもあり、ギリシャ神話でもある。おまけに萌え要素などもなきにしもあらず。しかし「説明できない」という悩みこそがこの小説のおすすめポイントなのだと、私は気づきました。どの部分が響いたかによって選り分けるジャンルがかわる小説。ストーリーの邪魔することなく、しかしひけらかさない文章力を以て描かれる世界は説得力に溢れ、どこにでも素直に入り込めるので、言い方は悪いですが読者をある意味孤独にします。だからこそ、読者の知識や経験や人間性によって読み取るものが違う。読書家なら読んでみて損はありません。良い意味で読者に委ねられる部分も多いので、読み手として目に自信のあるかたにこそ読んで語っていただきたいと思いました。たくさんの人の感想を読みたくなる小説です。私はバトルものとしてもかなり好きですが、一つ選ぶなら哲学的な部分を推します。ウーティスという人間の過去を知った上で繰り広げられる霊魂という概念と、その在り方について。そして何度も思議された先の答えと、もっと先にある未来について。ネタバレしそうなので詳しくは言えませんが、個人的にはカラマーゾフの兄弟と同じ棚におきたいなと思いました。ちょっと伏せすぎて何言ってるのかわかんないと思いますが、とにかくイチオシです。
推薦:みずたま有華 評価:☆ (参考になった:3/ならなかった:0)
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