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推薦作品:Dr.Monster~科学でモンスターの謎を暴け~ 原作:原作:Dr.STONE
▼ストーリーその日、地球上の人類は全て石となり、世界が一変した。地球を謎の石化光線が襲ってから3700年後、1人の少年が石化から解除されます。その少年の名前は千空。生粋の科学者です。全ての人類... (全文表示)
▼ストーリーその日、地球上の人類は全て石となり、世界が一変した。地球を謎の石化光線が襲ってから3700年後、1人の少年が石化から解除されます。その少年の名前は千空。生粋の科学者です。全ての人類を復活させる事を心に決め、石化後の世界を探索していく千空。だけどその先で目にしたのは、これまでの常識とは180度異なる風景でした。未知の植物、既存の動物よりも遥かに大きなドラゴン、炎を吐く怪獣、そして2本足で立ち火を使う猫。果たして千空は世界に起こった異変の謎を解明し、石にされてしまった人々を助ける事ができるのでしょうか。そして、文字通り弱肉強食の世界で生き延びて文明を復活させる事ができるのでしょうか。本家Dr.STONEよりも大幅に難易度が上昇した世界での、冒険の始まりです。▼文章全編三人称視点です。また、『モンスターハンターのゲームがない世界』を基盤としているため、モンハンの中で出てくる用語は全て別の用語に変わっています(例:アイルー→猫)。もしかしたらその後に、モンハンで使われている名称が付けられるかもしれません。そして何より、Dr.STONEの雰囲気そのままにトライアンドエラーを繰り返しながら、一歩ずつ『未知』を解き明かしていく様子がとても丁寧に描かれています。個人的に、物作りの過程が原作よりも細かく感じます。▼読む際の注意事項など最初に話しておくと、モンハンを全く知らない人でもこの物語を楽しめます。上記で述べた通りなのもありますが、千空もまたモンハンを全く知らない人なので、彼と同じ目線で楽しめます。現にこの推薦を書いた私自身もモンハンには一切触れていませんが、とてもワクワクしながら読んでいます。モンハンを知っている人だと、あのモンスターが出た時千空はどう反応するのかなとか、もし戦うという時になったらどうするのだろうかとか、いろいろと想像を膨らませつつ先を読み進められると思います。そして、これはモンハンの世界へのトリップ(異世界転移)物ではありません。石化から目覚めたら、なぜか世界が丸ごと一変してしまったストーンワールドでの科学アドベンチャー物です。ですので、ハンター等が出てくるかはこれからの作者さん次第です。この推薦を読んで、モンスターがいる世界で千空が科学と言う名の己の信念を貫き通すお話に興味を持ってくれたら、一読者として嬉しく思います。これを読んでくれた方が少しでも、この物語に興味を持ってくれますように。
推薦:aterm 評価:★ (参考になった:9/ならなかった:1)
推薦作品:死が二人を分かつまで【完結】 原作:原作:ドールズフロントライン
あなたは何のために戦いますか? とある理由でグリフィンを辞めようとしていた指揮官が上官から製造されたばかりで精神や感情もほぼ白紙である戦術人形のAR-15を「人間へ反乱しないよう教育しろ... (全文表示)
あなたは何のために戦いますか? とある理由でグリフィンを辞めようとしていた指揮官が上官から製造されたばかりで精神や感情もほぼ白紙である戦術人形のAR-15を「人間へ反乱しないよう教育しろ」という任務を命じられるというお話。基本的に主人公である『指揮官』と『AR-15』の2人の視点で物語は進みます。 この作品の見どころは、なんと言ってもAR-15と指揮官が生み出す人間ドラマでしょう。 AR-15は指揮官と閉鎖空間のような施設で過ごす中で、喜びや悲しみ…そして愛など、彼女は様々な感情を持っていき、それによって様々な場面で苦悩していきます。 しかし、指揮官も過去の事件で傷を負っており、主人公がヒロインを支えて進む…といった流れではなく、互いに傷付き、傷付け合いながら、彼女は「戦う意味」を、そして指揮官は「過去との決着」をそして互いにそれぞれ「大切なもの」を見つけていきます。 基本的に大筋はAR-15が成長し、苦悩していくお話を主軸に据えられていますが、二人以外にも様々な戦術人形が登場し、各々が「生きる為」、「本物の感情を見つける為」、「大切な人のため」といった『戦う理由』を持ち、彼女たちが現実の厳しさに打ちのめされ、苦悩している姿もAR-15たちの視点を通して伝わり、そういった彼女たちの心情なども含め、登場人物の一人一人に過去やドラマがあり、とても面白い作品です。 また、人間ドラマなどを主に評価した分、全編を通して話が重めです。描かれている心理描写なども素晴らしいからこそ、互いに傷付け合う場面や厳しい現実に打ちのめされる場面などは読んでいるコッチまで辛くなります。それでも尚、最後の展開を含め良い意味で心に残る、そんな作品です。重い展開が多いですが、是非とも最終話まで読んで欲しい。彼女の成長にきっと、感動します。最後にこの作品を、そして彼女の全てを表した本編の一文で、この推薦の締めとさせていただきます。 『ーーー誰かの感情を思い通りにすることなんて出来ない。私のこの想い、愛情は本物だから。どんなものにだって負けはしないんだ。』▼読む際の注意事項など・残虐な描写・独自設定・この作品は作者様の短編である『FAMASのバレンタイン大作戦』や『私と彼女の距離』と繋がりがあるため、読まなくても勿論、読むと更にこの作品を楽しめるでしょう。
推薦:ますく王 評価:☆ (参考になった:2/ならなかった:0)
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