推薦作品:魔法青年リリカル恭也Joker 原作:原作:魔法少女リリカルなのは
「魔法少女リリカルなのは」と「とらいあんぐるハート3」のクロスオーバーで、最近では珍しいKYOUYAもの。魔法を身に着けた、高町家の長兄にして人間兵器こと高町恭也が主人公のお話。「魔法が使える御神... (全文表示)
「魔法少女リリカルなのは」と「とらいあんぐるハート3」のクロスオーバーで、最近では珍しいKYOUYAもの。魔法を身に着けた、高町家の長兄にして人間兵器こと高町恭也が主人公のお話。「魔法が使える御神流剣士」の恐ろしさを違和感なしにこの上なく活かしきっており、振り切れた戦闘力にも関わらず、説得力のある強さになっている。(公式チートの御神流そのものに突っ込んではいけない)術式は勿論ベルカ。家庭環境はとらハ3ベースで父・士郎は故人。とらハ3のヒロイン勢は基本魔法世界の事情、物語の本筋には関わらず、本作でヒロインと呼べるのはなのは、フェイト、はやて、リインフォース・アインスの4人。名有りのオリキャラは存在せず、デバイスだけはオリジナル。A's編冒頭、ヴィータ襲撃への介入からが物語の始まり。その後の空白期にも大きな事件を挟み、現在StS編。感情描写がとにかく上手く、恭也主人公だとヒロインとしては有り得ない、兄妹を超えた思慕を抱くなのはの葛藤や、愛情に飢えたフェイトの叫び、リインフォースの嘆き、恭也の秘めたる闇を描き切っているのは素晴らしい。特にA's編の最終話に当たる12話は物凄く感情に訴えるラストなので必見。▼読む際の注意事項など過去のことから自己評価が異常に低いという設定だが、恭也のモテ方に反比例した鈍さはテンプレハーレム主人公そのもの。倫理的には有り得ないなのはがヒロインの1人であり、現状他のヒロイン勢も様々な事情や立ち位置が絡んで恋愛関係に今後発展する可能性が低い。恭也を巡っての、なのはとフェイトの周囲の人間がドン引きする程の壮絶な舌戦は今作の名物の1つでもあるが、親友でありながらこういった黒さも前面に出してくる二人の描写は、原作の2人とはほぼ別物。以上の事柄を受け入れられない人には勧められない。
推薦:イルイル 評価:★ (参考になった:34/ならなかった:11)
推薦作品:魔法夫婦リリカルおもちゃ箱 原作:原作:魔法少女リリカルなのは
この作品はとらいあんぐるハート3 リリカルおもちゃ箱(通称とらは)と魔法少女リリカルなのは(通称リリなの)のクロスオーバー作品である。まずそもそもリリカルなのはという作品がとらいあんぐるハート3から... (全文表示)
この作品はとらいあんぐるハート3 リリカルおもちゃ箱(通称とらは)と魔法少女リリカルなのは(通称リリなの)のクロスオーバー作品である。まずそもそもリリカルなのはという作品がとらいあんぐるハート3から生まれた作品であり、故にこのクロスに違和感を覚える人は少ないだろう。実際この発想自体はそこまで珍しいものではない。似たような作品は私が知っている限り2、3作程度存在する。 しかしこの作品をそれでも今回推薦しようと思ったのはこの作品が極めて秀でた文章能力によって書かれた作品であるからだ。まず本推薦文のタイトルにもあるキャラクター達の心情描写。迫力ある戦闘描写。平均文字数も8000字以上あり、不満を覚える量ではない。 作者も両作品の立派なファンであり、原作をしっかりと尊重している。読者が不満を覚えるようなキャラの扱いはほぼ無いだろう。 以上が本作品をオススメする理由でありこの作品の長所である。▼読む際の注意事項など いわゆる無双シーンの存在。作中で十分に説明されている物の原作キャラクターが原作に無い要素で無双されるシーンを断固として嫌うのであればお勧めできない。
推薦:Nフォース 評価:★ (参考になった:14/ならなかった:3)
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