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推薦作品:シャドウガーデン第1のモブ 原作:原作:陰の実力者になりたくて!
本作のオリ主……シータの属性や役割は多岐にわたる。エルフ、リョナ要員、プラナリア、百合、被験者、廃スぺ、倫理観アトミックetc...。枚挙にいとまがないこれらの属性を一括りにすれば即ち、こう総称す... (全文表示)
本作のオリ主……シータの属性や役割は多岐にわたる。エルフ、リョナ要員、プラナリア、百合、被験者、廃スぺ、倫理観アトミックetc...。枚挙にいとまがないこれらの属性を一括りにすれば即ち、こう総称するのが適切ではないだろうか────変態と。原作ヒロインに救済されて脳を焼かれた女エルフが色々頑張って献身するけど、勘違いによって周り(主にアルファ)を曇らせていく話です。実力は組織内でトップレベルなのだが、とある事情により有事以外では基本モブに徹するという原作主人公と同じ美味しいポジションに落ち着いている。肝心な本人の内心はギャグ全開で従順一途なのに、周りが勝手に解釈して曇っていく様子が癖に刺さります。話が進むごとにボロボロになって生物としての枷が外れていくため、勘違いや曇らせに拍車がかかり読み手としては愉悦汁が脳からほとばしります。ネタも豊富でアニメや漫画を嗜好とし、某ニコニコできるサイトの利用者ならば、誰しもが口角を釣り上げてしまうようなネットスラングやミームネタの数々をご堪能ください。その影響で自由な表現と文章ともいえる回があるが、原作破綻をさせずスラスラと楽しく読めることができるためご安心を。これも作者の原作理解度の高さや元ネタ一つ一つに対する愛が為せるものなのだろう。二次創作を生み出すうえで最も重要なことに気付かせてくれる。こういう作品がもっと増えてほしいなと思いました!(小並感)▼読む際の注意事項などほんのりエロ・グロ・ゲロ・パロの4拍子揃ってます。でもそういう表現が苦手な人はだからこそ読んでみてほしい。なあに、かえって免疫力がつく。
推薦:純度100%の良質な灰汁 評価:☆ (参考になった:1/ならなかった:3)
推薦作品:水先案内録カイジ:ARIA×賭博黙示録カイジ 原作:原作:ARIA
『沼』攻略後、打ち上げの焼肉屋で酔いつぶれたカイジ。気が付けば目の前には石畳の町並み、自分を見つめる金髪の美女(アリシア・フローレンス)と謎の白い生物(アリア社長)。あまりの絵面にこの時点で既に... (全文表示)
『沼』攻略後、打ち上げの焼肉屋で酔いつぶれたカイジ。気が付けば目の前には石畳の町並み、自分を見つめる金髪の美女(アリシア・フローレンス)と謎の白い生物(アリア社長)。あまりの絵面にこの時点で既におなかいっぱいな人も居るかもしれませんが、このSSはカイジのクロスSSにありがちなクロス先の作品がざわ・・ざわ・・な世界観に飲み込まれてギャグになったり殺伐とした雰囲気になったりといった類の作品ではありません。駄目人間カイジがネオ・ヴェネツィアで生活を送るという日常物、しかも短編ネタ作品などでなく長編作品という仮に思いついても誰もやらないような構想を真面目に書いたのがこの作品です。また時系列的に言うとカイジのネオ・ヴェネツィア入りが灯里のARIAカンパニー入社前になっているので今後原作に忠実に物語が進んでいくとしたらジャンル的には再構成物とも考えられるかもしれません。日常物でARIAのクロスと言ってもカイジが浄化されて良い人に成りすぎてもはや別人なんてことも無く、博打以外の事では基本スタイルの要領の悪さや小市民的発想、いい歳をして照れた時や言い出しにくい事がある際のモジモジした動きなどここで見られるカイジは原作における駄目人間カイジのコメディ的側面そのままの姿です。かと言ってARIA勢の善人っぷりもそのままで、穏やかに送られる日常と共にカイジ視点で見たネオ・ヴェネツィアの生活、またはネオ・ヴェネツィアの住人から見たカイジ、お互いの作品に忠実な何気ない描写が合わさって整合性をとっていくたびに高度なシュールさを生み出していくというかなりの怪作です。随所随所で現れるカイジ的解説(CV:立木文彦)もそれを助長していると言えるでしょう。アリシアさんを天使と信奉するカイジ、藍華に往来で声をかけられ気恥ずかしさでシカトを決め込むカイジ、晃の目の鋭さに威圧されて愛想笑いするカイジなどそれぞれの原作に詳しければ詳しいほど妙なマッチングが癖になる極めてユニークなSSを皆様も読んでみてはいかがでしょうか?▼読む際の注意事項など異色のクロスなのでARIAファンの中にはARIAの世界観が汚された、こんなクロス自体許せない!などと思う方も居るかもしれません。そういう方は読まないほうが良いでしょう。
推薦:blackberry 評価:★ (参考になった:97/ならなかった:6)
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