マギカシリーズと新ゲッターロボとのクロスオーバーである本作
主人公はゲッターの流(ながれ)竜馬ですが、準主人公的な佐倉杏子の存在も大きいです。
杏子好きにとっては、これだけでもう嬉しいところですが、
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マギカシリーズと新ゲッターロボとのクロスオーバーである本作
主人公はゲッターの流(ながれ)竜馬ですが、準主人公的な佐倉杏子の存在も大きいです。
杏子好きにとっては、これだけでもう嬉しいところですが、
本作品は彼女の攻撃性をしっかりとクローズアップしているところが一味違います。

杏子と言えば、美樹さやかとの交流で明かされる、その情の深さに焦点が当たりがちですが、
一方で彼女は、魔法少女の厳しい現実を前にドライに生きる、好戦的な側面を持った少女でもあります。
この尖った性格を持ち、したたかに生きる姿もまた、(悪役よりですが)彼女の魅力でしょう。

片や主人公の流竜馬は、バイオレンスな笑顔がよく似合う、人間を辞めたレベルの頑強さを誇る男。
その彼が、魔法少女の荒んだ世界に身を置く佐倉杏子と出くわすというのは、
これはもう狂犬二匹を引き合わせ、同じ檻に放り込むようなもの。
それなのに二人は出会ってしまい、奇妙な関係のまま、争いの絶えない日々を過ごすことになるのです。

残虐にして殺伐とした魔法少女の日常、その中で竜馬と杏子が見せる剥き出しの闘争心、
その赤く染まった輝きに魅せられる……

かと思えば、束の間の休息には人間臭いところを見せる彼らの、その奇妙なギャップが笑いを誘います。
めくるめく戦いの物語を求める方は是非、読んでみて下さい。

▼読む際の注意事項など
・バトルや狂った感じの描写に力を入れた作風であり、残酷な描写、えげつない描写が多くあります(敵役にエログロ要素あり)。
・作品のメイン舞台は風見野であり、見滝原とは距離のある物語となっています。
・真打は遅れてやってくる。つまりゲッターは、影を匂わせつつ中々登場しない(泣)　
　とはいえ、生身の流竜馬による、人間ゲッターとでも言うべき獅子奮闘は必見です。
　またあえて詳しくは語りませんが、我らが決戦兵器は、本当にここぞというところで決めてくれることでしょう。

深夜特撮番組＜牙狼—GARO—＞の一期ラスボス、暗黒騎士、呀（キバ）ことバラゴがアニメ魔法少女まどか☆マギカの世界に登場する異色作です。

特撮といえば、仮面ライダーやウルトラマン等ライトな子供向け...
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深夜特撮番組＜牙狼—GARO—＞の一期ラスボス、暗黒騎士、呀（キバ）ことバラゴがアニメ魔法少女まどか☆マギカの世界に登場する異色作です。

特撮といえば、仮面ライダーやウルトラマン等ライトな子供向けを想像するでしょうが、牙狼は深夜帯に放送していた大人をメインターゲットに据えたダークな物語です。
魔法少女ものでありながら、陰惨で暗いテイストであるまどマギとは非常に相性がよく、世界観に牙狼ワールドの要素を加えても違和感はほとんどありません。

さらに主役の冴島鋼牙ではなく、あえてラスボスのバラゴをチョイスするセンスが素晴らしいです。
まどマギが好きな方、牙狼に興味がある方なら一見してみてはいかがでしょうか。


▼読む際の注意事項など

話が進むに連れ、オリジナルキャラが登場するので『原作キャラ以外は認めない』という読者には合わないです。
一話の前に予告がありますから、そこで合わないと思ったならば、止めておくのが無難です。

また、一話の中で三人称視点とキャラごとの一人称視点が分かれて描写されるという独特な書き方をされているため、この書き方が気に入らないという方も閲覧を控えた方が良いかもしれません。