推薦作品:赤い果実 原作:オリジナル:現代/日常
「僕は、リストカットが好きだ」一文目からとんでもない発言で始まっていますが、一読の価値ありと自信を持って言える作品でした。作者様は自分語りなんて卑下していますが、これはそんな呼び方で貶めるべ... (全文表示)
「僕は、リストカットが好きだ」一文目からとんでもない発言で始まっていますが、一読の価値ありと自信を持って言える作品でした。作者様は自分語りなんて卑下していますが、これはそんな呼び方で貶めるべきではない話だと思います。世の中にはこんな経験をしている人もいるのだと私たちに分からせてくれる、正当に評価されるべき作品であると私は感じました。少しばかりの時間が空いていて、特に何を読むか考えてもいないというのなら、是非ともこの作品を読んでみるべきです。▼読む際の注意事項など上記の通り、一文目から割とショッキングなことが書かれています。そこまで過激な表現ではないと思いましたが、そういった表現が苦手な方は読むのを控えた方がいいかもしれません。
推薦:聖クン 評価:★ (参考になった:65/ならなかった:4)
推薦作品:死んだ目をしたTSロリ転生者と妖怪甘やかしロリババア 原作:オリジナル:ファンタジー/冒険・バトル
<<あらすじ>> 異世界TS転生によって絶大なる力を得た主人公が殺生によって己の生を厭(イト)うようになった。一方ではるか昔にも同じく、絶大なる力を持って生まれた妖狐がおり、狐もまたTS娘のように... (全文表示)
<<あらすじ>> 異世界TS転生によって絶大なる力を得た主人公が殺生によって己の生を厭(イト)うようになった。一方ではるか昔にも同じく、絶大なる力を持って生まれた妖狐がおり、狐もまたTS娘のように――それよりも遙かに無惨ではあったが――世を厭うようになっていた。似たような理由からふたりは、自分の命を吹き消してもらうために破滅的に過ごしていき、やがてお互いに戦いを挑み……。<<寸評>> 掌編ながらもとても胸が締め付けられる話だったのじゃ。 雰囲気で語ってみると、全体的に陰鬱とした夜の闇を照らす灯し火を手に入れる、となるのじゃ(?) つまり「少女の姿をした化け物/化け物として生まれてしまった幼な子」であるTS転生者と妖狐のふたり。長く続いている夜に疲れ果てて命を捨てようとしていたが、同属を見つけたことにより自分の存在を薪にくべてこれから先を歩いて行ける標(シルベ)となる炎を灯す。「同属たる少女/化け物/幼な子」がこの夜の闇のなかを歩いて行けるように。
推薦:にょんギツネ 評価:★ (参考になった:6/ならなかった:3)
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