推薦作品:アドニスイナズマ転生物語 原作:原作:イナズマイレブン
フットボールフロンティア編沿いにストーリーは進みます。主人公はギリシャ神話において女神アフロディーテから愛された美少年アドニス。イノシシによって命を落としてしまった彼は、性転換をしてイナズマイレブ... (全文表示)
フットボールフロンティア編沿いにストーリーは進みます。主人公はギリシャ神話において女神アフロディーテから愛された美少年アドニス。イノシシによって命を落としてしまった彼は、性転換をしてイナズマイレブンの世界へ転生します。前世で大好きだった狩りが出来なくなった代わりに超次元サッカーに夢中になったアドニスは世宇子中の入学式の際に、まるで前世の時のようにアフロディに見初められサッカー部へと入部しますが、怪我をさせたくないからとサッカーをさせて貰えず、その事で悩みを抱えている時に円堂守と出会い、その後は世宇子から雷門に転入。雷門の一員としてフットボールフロンティアで共に戦っていきます。所々にギリシャ神話の世界に例えて描写を表現する事があり、でもイナズマイレブンの世界観を崩す事無く見事に融合させています。主人公ばかりを活躍させ過ぎる事無く、でも山場はしっかりとある。原作キャラのイメージを崩さない。前書きや後書きで余計な事を書かないので小説の内容に入り込みやすい。以上の点が揃っていて読みやすい作品です。▼読む際の注意事項など注意書きでも書かれていますが、神話の通りとはいえアフロディがアドニスに恋焦がれるため、そういうのが苦手な方は抵抗があるかもしれません。
推薦:白酢☆ 評価:★ (参考になった:12/ならなかった:0)
推薦作品:まる子、戦争にいく。 原作:原作:ちびまる子ちゃん
主人公のまる子の主観で進んでいく。フィリピンでの悲惨な戦いは淡々と描写され、戦争への忌避感を内包しているように感じるのは仕方がないように思える。しかし、この物語を俯瞰してみると印象はガラリと変わる... (全文表示)
主人公のまる子の主観で進んでいく。フィリピンでの悲惨な戦いは淡々と描写され、戦争への忌避感を内包しているように感じるのは仕方がないように思える。しかし、この物語を俯瞰してみると印象はガラリと変わる。本来ありえないはずのちびまる子ちゃんと太平洋戦争を絡めて話を書くという難しい問題をあえて自分に課した一つの課題発表にも思える。原作に敬意を持ちつつ、ただ淡々と経過を描写する文章には作者の感性の模索を感じられた。古い作品だが、作者の他の文章も読んでみたいと感じられる作品だった。▼読む際の注意事項など題名から察せるがこの作品はちびまる子ちゃんという原作を大きく逸脱している。一つの物語として面白いが、間違いなく人を選ぶため、注意したほうがいいと思う。
推薦:吉田松陰 評価:★ (参考になった:14/ならなかった:1)
同原作推薦一覧