・PDF ・感想ページへ (0件) ・アクセス解析 ・お気に入りの追加
推薦作品:【完結】血錆の騎士とはじめて愛された竜 原作:オリジナル:ファンタジー/冒険・バトル
これはとても陰惨な物語です。 復讐にとりつかれた狂気の騎士イド。不死ゆえに死を望む竜の娘クシー。そんな歪な二人の出会いから始まるダークファンタジーで、とても陰惨な、でも美しい物語です。 二人の... (全文表示)
これはとても陰惨な物語です。 復讐にとりつかれた狂気の騎士イド。不死ゆえに死を望む竜の娘クシー。そんな歪な二人の出会いから始まるダークファンタジーで、とても陰惨な、でも美しい物語です。 二人の旅路は淡々と進み、淡々と人が死に、淡々と街が滅んでいきます。彼ら二人が、そうします。 静かな中にも狂気が滲み出るイドと、徐々に「人らしく」なってしまうクシー。その関係は利害の一致のようで、戦友か主従のようで、あるいは父娘や兄妹、恋人か何かのようで。 確かなのは、お互いにもう離れようもない程に依存しているということ。恋は盲目。愛は呪い。陰惨な破壊と殺戮の中で、二人の歪な絆だけがドロドロと輝いて見えます。 物語は一章が終えたところ。イドの過去に何があったのか、彼の復讐とは。まだ謎だらけですが、破滅だけは約束されたような二人の旅路。それがどのような結末に至るのか、今後も目が離せません。
推薦:甲乙 評価:☆ (参考になった:2/ならなかった:0)
推薦作品:ただ一人のための人生を 原作:オリジナル:ファンタジー/恋愛
恋は盲目という言葉がある。青年は薬師だった。そして青年が恋したヒトは大人になるまで生きられれば御の字と言われるほどの重い病を患った家族思いの少女だった。その少女を救うために、青年は『恋は盲目』の... (全文表示)
恋は盲目という言葉がある。青年は薬師だった。そして青年が恋したヒトは大人になるまで生きられれば御の字と言われるほどの重い病を患った家族思いの少女だった。その少女を救うために、青年は『恋は盲目』の言葉通りに禁忌の知識であろうと手を出した。それで少女が救えるなら、と。かの文豪、太宰治はこのような言葉を遺している。『愛は最高の奉仕だ。みじんも、自分の満足を思ってはいけない』青年は少女のために常識は投げ棄てても、良識は棄てていなかった。少女を救うために外法を用いることはあっても、外道に堕ちることはなかった。全ては少女を救うため。そのために、青年は自身の命を投げ棄てるような行為でも平然とこなした。全ては愛故に━━。そして、ついに青年はみつける。少女を救う方法を……。しかし、ある意味に於いて全てが遅かった。少女は既に救われていた。青年とは他の、誰とも知れない者の手によって。間に合わなかった、己の手で救うことが出来なかった青年の失意は如何程のものか……。そうして失意にくれる青年のもとに、救われた少女は彼女を救った者とともに現れる。彼を、禁忌を犯した者を裁く者として━━。━━最後に、あなたは、たとえ愛する者を傷付けるとしても、己が命を使い潰してでも守りたい。そう、思えますか?▼読む際の注意事項などこの物語はバッドエンドです、それを念頭にいれてご閲覧してください。また、この物語には明確な悪役は存在しません。それもご留意ください。
推薦:想いの力のその先へ 評価:★ (参考になった:24/ならなかった:2)
同原作推薦一覧