推薦作品:まる子、戦争にいく。 原作:原作:ちびまる子ちゃん
主人公のまる子の主観で進んでいく。フィリピンでの悲惨な戦いは淡々と描写され、戦争への忌避感を内包しているように感じるのは仕方がないように思える。しかし、この物語を俯瞰してみると印象はガラリと変わる... (全文表示)
主人公のまる子の主観で進んでいく。フィリピンでの悲惨な戦いは淡々と描写され、戦争への忌避感を内包しているように感じるのは仕方がないように思える。しかし、この物語を俯瞰してみると印象はガラリと変わる。本来ありえないはずのちびまる子ちゃんと太平洋戦争を絡めて話を書くという難しい問題をあえて自分に課した一つの課題発表にも思える。原作に敬意を持ちつつ、ただ淡々と経過を描写する文章には作者の感性の模索を感じられた。古い作品だが、作者の他の文章も読んでみたいと感じられる作品だった。▼読む際の注意事項など題名から察せるがこの作品はちびまる子ちゃんという原作を大きく逸脱している。一つの物語として面白いが、間違いなく人を選ぶため、注意したほうがいいと思う。
推薦:吉田松陰 評価:★ (参考になった:14/ならなかった:1)
推薦作品:【完結】Innocent ballade 原作:原作:アイドルマスターシンデレラガールズ
『誰かを蹴落さなければ幸せになれない世界で誰もが幸せになれるようにしたい』そんな矛盾している綺麗事がこの世界なら実現するに違いないと思わせてくれる中編完結作品です。この作品の魅力は何といっても千... (全文表示)
『誰かを蹴落さなければ幸せになれない世界で誰もが幸せになれるようにしたい』そんな矛盾している綺麗事がこの世界なら実現するに違いないと思わせてくれる中編完結作品です。この作品の魅力は何といっても千川ちひろの私は誰かの笑顔の為に生きたいというその生き方が伝播していき最終的には巡り廻って自分に還ってくるストーリーに尽きる。さらに、765プロと346プロの持つ世界観を見事に融合させている点も非常に魅力的で、765から引退し346に入社した千川ちひろの視点から描かれる、先輩としての765プロと後輩としての346プロのキャラクターの面々の描写がとても素晴らしい。その素晴らしさはこの作品がそのままアニメで放送されても全く違和感なく受け入れられるほど。765プロダクションに千川ちひろが先輩として入っていたら?というIFの中で、8年前に挫折して合うことを拒んでいた765プロと再会していった結果自分が幸せになるため千川ちひろがどういった将来を歩むのか。誰もが予想していない、同時に納得いく将来がEDで描かれます。(同じ紹介を自サイトでも投稿しています)
推薦:夜市よい 評価:★ (参考になった:6/ならなかった:0)
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