推薦作品:奇術師達のアルカディア 原作:オリジナル:ファンタジー/冒険・バトル
イカれたメンバーを紹介するぜ! シルクハットにタキシード!仮面まで着けている完全悪役な見た目の「奇術師」アノン! 動く人骨!黒いローブ!我輩!もう見たまんま完全悪役な見た目の「亡国の王」ベルズ!... (全文表示)
イカれたメンバーを紹介するぜ! シルクハットにタキシード!仮面まで着けている完全悪役な見た目の「奇術師」アノン! 動く人骨!黒いローブ!我輩!もう見たまんま完全悪役な見た目の「亡国の王」ベルズ! 機械!鎧!ロボ!元殺人マシーンでやっぱり完全悪役な見た目の「自律鎧」レグルス! 以上だ! そんな出身も境遇も異なる彼等が「理想郷」を求め、幾つもの世界を渡り歩く物語となります。 ジャンルとしては所謂「旅もの」に近く、章ごとにガラリと舞台が変わっていきます。ただし彼等が渡るのは「街」でも「国」でもなく「世界」そのもの。時には勇者と魔王が戦うゲームのような世界、時には文明の果てに滅びたSFのような世界、時には……。 彼等が求める理想郷とは何なのか? 何の為に世界を渡り歩くのか? 物語はまだまだ始まったばかりのようです。▼読む際の注意事項など 一話ずつは2,000字程度とかなり短め。「世界」についても一から十まで語るわけではなく断片的ですが、それもまた世界を「観測」している彼等の視点に近いと考えるべきかも。 あと本作品にヒロイン的な人物はいませんので、見た目悪役な主人公トリオに癒しを見出しましょう。苦労人で世話焼きな不審者もとい奇術師と、魔法で外見は美女になっている王様と、やたらハイテンションなロボ鎧が今日も可愛い(認識阻害)
推薦:甲乙 評価:★ (参考になった:6/ならなかった:1)
推薦作品:器仗神殺の剣 原作:オリジナル:ファンタジー/日常
至るところに散りばめられた「違和感」(伏線)と、圧倒的なまでの心情描写にまず度肝を抜かれます。重厚な武器解説や広大極まる世界観と合わせて、とても濃厚な設定の嵐で、『そういうの』が好きな人にはこの上... (全文表示)
至るところに散りばめられた「違和感」(伏線)と、圧倒的なまでの心情描写にまず度肝を抜かれます。重厚な武器解説や広大極まる世界観と合わせて、とても濃厚な設定の嵐で、『そういうの』が好きな人にはこの上なく魅力的なはずです。はじめに中心となる人物は、多くの伝説級の武具を創造した、生ける伝説そのものと言える女鍛冶師ハサキ・ノバク。どこか退廃的な雰囲気を纏う彼女と、彼女を慕う二人の少女の暖かな交流の時間がはじめにあります。それからしばらく読み進めると、ハサキ・ノバクという女が抱える過去について明かされます。このじわじわと迫り来るような仄暗い闇を想起させる、息の根を止められるような起承転結もあまりにも依存性が高い。伝説の鍛冶師を伝説にしたオブジェクト群『スレイヴイレスシリーズ』の第一作、刺した生き物を不老不死にするという、人間に無限の命と時間を与えるオブジェクト、『スレイヴイレス』。ハサキ曰く三本作ったとされるスレイヴイレスは、一本は国王に剣として献上され、残った二本は……自らでは絶対に殺せない『神』を、いずれ殺すために鎚を執る彼女は、きっとそれでも『世界』にとっては坂を転がり落ちる石でしかなくて─────息の詰まるような濃厚な闇に魅入られたり、クソデカ感情をぶつけ合う少女達や圧倒的な世界観を感じたい人には強くおすすめできる作品です。▼読む際の注意事項など登場人物は皆かなり前向き(壊れているとも言う)ですが、ひたすら重たい話なので人は選ぶかもしれません。あと完結済みです。先が気になる終わり方だけに続きを見たいところもまた魅力……エタではなくちゃんと締められているのでそこは安心してください
推薦:伊瀬良 舞頭 評価:☆ (参考になった:4/ならなかった:0)
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