推薦作品:マシン・マジック・マイメモリー 原作:オリジナル:現代/冒険・バトル
今回ご紹介させていくこの作品は"魔法少女"の集まりであるマナフロンティアと、"軍事組織"魔装戦線が同時に存在し、共に人類の敵「脅威(メナス)」に立ち向かうニチ... (全文表示)
今回ご紹介させていくこの作品は"魔法少女"の集まりであるマナフロンティアと、"軍事組織"魔装戦線が同時に存在し、共に人類の敵「脅威(メナス)」に立ち向かうニチアサ的世界観のお話です。各組織のあり方や関係性、メナス自体の設定なども面白いのですが、今回推したいポイントはキャラクター!主人公です。まず3話まで読んで欲しい!と思って推薦を書いています。主人公は針谷という魔装戦線サイドの隊員なのですが、有能ながら何かと板挟みで気苦労の多い人です。その彼の意外な一面が見られるのが第3話!1、2話で丁寧に世界観と組織のあり方を描いてくれるのですが、そこを読むと彼の苦労も浮き彫りになっていることでしょう。そんな針谷さんの楽しみは美味しいものを食べること。頭の中で料理に対する感想を思い浮かべつつ、日々に疲れた有能成人男性が心躍らせて美味しそうにごはんを食べる様子はかなり魅力的です。旨そうな料理描写にお腹もすく。そして料理は一緒に食べる人との縁を繋ぐもの。食事を共にして交流が生まれるシーンは、他がシリアスな分非常に心が和むところです。もう一人推したいキャラ、魔法少女の茜ちゃんもとってもかわいいぞ!という事も併せて読んでいただければと。そんな彼らのキャラクターを踏まえて続きを読んでいくと、物語が一層楽しめると思います。まず3話まで読んで針谷という男を知って欲しい。それに尽きます。プロフェッショナルな仕事人魔装戦線と、強く華やかな魔法少女達との共闘など。見応えのあるシーンも多い作品ですね。加えてこちらの作品は一クール小説杯、という企画参加作品のため、12話(一クール)で完結が約束されてるところも魅力の一つです。この推薦を書いている時点では丁度中間の第6話までが更新済み。毎週日曜23時の更新となっているので、今からニチアサならぬニチヨルをリアタイで追ってみるのも良いかもしれません。ちなみに私のおすすめは3話と5話です。▼読む際の注意事項などパワーバランスとしては魔法少女の方が個人として戦う力が強め。主人公は有能なのですが、最強や無双系を期待してる人向けではないかも、というのが注意点といえば注意点かもしれません。
推薦:丸焼きどらごん 評価:★ (参考になった:7/ならなかった:1)
推薦作品:Detroit: AI 原作:原作:Detroit become human
すさまじい没入感で人気ゲームとなったデトロイトビカムヒューマンの正統派二次創作。あの美麗画面が文章を読めば目に浮かぶことでしょう。原作のイメージそのまま、実はDLCのノベライズなんじゃないかと思うほど... (全文表示)
すさまじい没入感で人気ゲームとなったデトロイトビカムヒューマンの正統派二次創作。あの美麗画面が文章を読めば目に浮かぶことでしょう。原作のイメージそのまま、実はDLCのノベライズなんじゃないかと思うほど。緊迫感ある戦闘シーンはあのQTEに手に汗握った瞬間を、セリフには表情までがはっきりと浮かびます。正直、原作デトロイトビカムヒューマンをやった人間は何周かプレイした後、こう思ったのではないでしょうか?「DLCは?」「コナーとハンクのバディの事件簿がやりたい!」「マーカスとジェリコの仲間たちは一時的な平和を手に入れた後どうなったの?」「カーラ一家は幸せになれたの?」物語ですべてがすべて語られるのは野暮ってものです。だから、原作にはないんです。でもやってみたい。どうなったかが知りたい。ここにあります。実質DLC。これがコナーとハンクの事件簿です。私はこれがやりたかった!読者は薄暗さを感じる、優秀なRK900(ナイナー)と相変わらず……に見せかけて絆されてきたギャビン・リード。物語に関わってくる吸血鬼の謎と張られゆく伏線。友情ルートをひた走ってきたコナーとハンクのバディ。全部にワクワクします。推薦文を書いておいてなんですが、いろいろ言い尽くせないほどの魅力はぜひ読んで確かめてみてください。きっと、あの体験版にもなった最初の場面…人質に取られた少女を救う場面。あの何とも言えない緊張感の中で耳に響いていたコナーのBGMがよみがえってきて、彼らがどういう顔をしてそこにいるのかがわかることでしょう。ついでにデジタルデラックス版のサウンドトラックを用意して場面に合わせて聞きながら読んでみたら最高の体験になるはずです。▼読む際の注意事項などあらすじにもありますが、この作品は全員生存エンディングの半年後の物語。でありながらも機械ルートでしか会うことができないRK900がいたりしますが特に違和感はありません。もちろん何周かクリアしてから読んでください。デトロイトビカムヒューマンは、よく言われていることですが、動画で視聴してストーリーを知ったり、二次創作でまるっとネタバレを知ってからやるのにはあまりにももったいないゲームです。まっさらな気持ちで一周目、目指したかった結末を目指して二周目、見てみたい展開を補完しながら三周目……そうやってゲームしてみて、DLCをやりたくてしょうがなくなったその瞬間、この「Detroit: AI」はあなたの望む物語となっています。
推薦:四ヶ谷波浪(ryure) 評価:★ (参考になった:13/ならなかった:0)
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