推薦作品:戦争が急に終わったせいで無職になった元兵士の女の子が路頭に迷ってしまった話 原作:オリジナル:歴史/戦記
▼あらすじ謎の敵対的生物が現れてから30年、人類はその支配域を狭めながらも、特異な体質を持つ「兵士」の貢献もあってなんとか彼らとの戦争を継続していた。主人公の少女ははそんな「兵士」の一人として訓... (全文表示)
▼あらすじ謎の敵対的生物が現れてから30年、人類はその支配域を狭めながらも、特異な体質を持つ「兵士」の貢献もあってなんとか彼らとの戦争を継続していた。主人公の少女ははそんな「兵士」の一人として訓練を受けていたが、長らく続いた戦争は謎の生物が何故か敵対性を失ったことで呆気なく終結。仕事を失った彼女はそれでも職を探して健気に生きていこうとするが・・・・・・待ち受ける未来は、辛く苦しいものだった。▼読む際の注意事項全体的に暗い雰囲気で、序盤はまだ希望がありそうな感じですが、中盤に入るとそんなものは粉々に砕け散ってしまうような胸糞展開が続きます。雰囲気としてはシベリア抑留手記とかホロコースト体験記みたいな戦争体験記の凄惨さに似ているので、そういうのが生理的に無理、あるいは今はそういう気分じゃないという方は非推奨です。▼それを踏まえた推薦つまり逆に言えば「そういう気分」の方にとっては大好物でしょう。カタルシス万歳!また、完全に救いがない物語というわけでもありません。上げて落として上げて落としてという感じなので、飽きずに楽しめるかと思います。いろいろ諦めたくなるような憂鬱なときに読むと、共感なのかわかりませんが深い感動を得られます。精神に気をつけた上で服用してください。
推薦:C6N2 評価:★ (参考になった:9/ならなかった:0)
推薦作品:ヤンデ練習 原作:オリジナル:現代/恋愛
いわゆる「ヤンデレ」的要素を含んだ恋愛短編集(オリジナル)。作者の「人々氷」氏は本作が処女作とのこと。特徴的なのは各所に見受けられる「丁寧さ」であろうか。例えば文体について述べるならば、(丸括... (全文表示)
いわゆる「ヤンデレ」的要素を含んだ恋愛短編集(オリジナル)。作者の「人々氷」氏は本作が処女作とのこと。特徴的なのは各所に見受けられる「丁寧さ」であろうか。例えば文体について述べるならば、(丸括弧)でのモノローグ、文中での顔文字の使用の様な「ネット小説的表現」が本作には存在しない。心理描写も細やかであり、過不足ない仕上がりである。これらの丁寧さ故か、本作は文章量のわりに読み易い。時間のある時にでも是非ご一読。▼読む際の注意事項など「ヤンデ練習」というタイトルとまえがき、あとがきから察せられるように、本作には「習作」的側面が確認できる。故に、以下のことに留意すべきでろう。*解釈違いナイフを振り回す、唐突に怒声を上げる。そういったステレオタイプ的なヤンデレは本作に登場しないことを記しておく。*更新頻度本作はあくまで不定期投稿である。※「連載中」、かつ「短編集」であり、以上の内容は「片隅:1」までに準ずる。※推薦文が何様目線な文体になってしまったことをここに謝罪する。
推薦:幾田丈司 評価:★ (参考になった:11/ならなかった:1)
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