推薦作品:サーティ・プラスワン・アイスクリーム 原作:オリジナル:ファンタジー/冒険・バトル
ちょうど異世界から勇者を探しにきていた魔法使いをバスが撥ねてしまったことにより、不幸にもバスに乗っていたクラスのメンバー全員が異世界に召喚されてしまった。事故によって呼んでしまったために返すことも困難... (全文表示)
ちょうど異世界から勇者を探しにきていた魔法使いをバスが撥ねてしまったことにより、不幸にもバスに乗っていたクラスのメンバー全員が異世界に召喚されてしまった。事故によって呼んでしまったために返すことも困難であるという。彼ら生徒たちはチートも異能力もなしに、突如異世界にて生活を余儀なくされてしまったのだった。─しかし、彼らはそこいらのファンタジー小説に出てくるただの生徒ではない。どこでも立派に生活できる能力を養うプログラム、「義務教育」を乗り越えてきた彼らは、異世界の脅威を前にしてもそれぞれのできることを成す。元の世界に戻る方法を探して──どこの義務教育ですか?─と思わずツッコミたくなるハイスペックな生徒たちが、─どんな理屈だそれは─という方法で異世界に挑む。どこが変なのかといえば、日本の常識のほとんどが変なのである。この作品の中の日本と比べると、どちらかといえば異世界の方がまともにすら見えるレベルで致命的にナニカがおかしい。ハイセンスな設定、戦闘描写、レベルの高い文章構成、こういってはなんだが、作品のレベルとして、このハーメルンの中でも最高クラスの一つだと思う。私の好みが大いに関係していることも、私がゲラであることも否めないが、読みながらフフッと笑ってしまった。この作者はいったいどのような生き方をしてきたらこのような表現が出てくるのだろうか。根幹の設定はよくあるものではあるが、表現のオリジナル性の高さにおいて、他の作品と一線を画す。真似をしようとしてできるようなものではない。間違いなく、読者の皆さんにお勧めできる作品である。(ただし全ての読者の好みに合うことは保証できない。笑いのツボや好きな作風は人それぞれ。皆がわかり合えたら世界はもっと平和だろう。)▼読む際の注意事項など
推薦:どらいばー 評価:★ (参考になった:35/ならなかった:6)
推薦作品:マシン・マジック・マイメモリー 原作:オリジナル:現代/冒険・バトル
今回ご紹介させていくこの作品は"魔法少女"の集まりであるマナフロンティアと、"軍事組織"魔装戦線が同時に存在し、共に人類の敵「脅威(メナス)」に立ち向かうニチ... (全文表示)
今回ご紹介させていくこの作品は"魔法少女"の集まりであるマナフロンティアと、"軍事組織"魔装戦線が同時に存在し、共に人類の敵「脅威(メナス)」に立ち向かうニチアサ的世界観のお話です。各組織のあり方や関係性、メナス自体の設定なども面白いのですが、今回推したいポイントはキャラクター!主人公です。まず3話まで読んで欲しい!と思って推薦を書いています。主人公は針谷という魔装戦線サイドの隊員なのですが、有能ながら何かと板挟みで気苦労の多い人です。その彼の意外な一面が見られるのが第3話!1、2話で丁寧に世界観と組織のあり方を描いてくれるのですが、そこを読むと彼の苦労も浮き彫りになっていることでしょう。そんな針谷さんの楽しみは美味しいものを食べること。頭の中で料理に対する感想を思い浮かべつつ、日々に疲れた有能成人男性が心躍らせて美味しそうにごはんを食べる様子はかなり魅力的です。旨そうな料理描写にお腹もすく。そして料理は一緒に食べる人との縁を繋ぐもの。食事を共にして交流が生まれるシーンは、他がシリアスな分非常に心が和むところです。もう一人推したいキャラ、魔法少女の茜ちゃんもとってもかわいいぞ!という事も併せて読んでいただければと。そんな彼らのキャラクターを踏まえて続きを読んでいくと、物語が一層楽しめると思います。まず3話まで読んで針谷という男を知って欲しい。それに尽きます。プロフェッショナルな仕事人魔装戦線と、強く華やかな魔法少女達との共闘など。見応えのあるシーンも多い作品ですね。加えてこちらの作品は一クール小説杯、という企画参加作品のため、12話(一クール)で完結が約束されてるところも魅力の一つです。この推薦を書いている時点では丁度中間の第6話までが更新済み。毎週日曜23時の更新となっているので、今からニチアサならぬニチヨルをリアタイで追ってみるのも良いかもしれません。ちなみに私のおすすめは3話と5話です。▼読む際の注意事項などパワーバランスとしては魔法少女の方が個人として戦う力が強め。主人公は有能なのですが、最強や無双系を期待してる人向けではないかも、というのが注意点といえば注意点かもしれません。
推薦:丸焼きどらごん 評価:★ (参考になった:7/ならなかった:1)
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