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推薦作品:ランボー / 怒りのメスガキわからせ 原作:原作:ランボー
ベトナム帰還兵のランボーは、かつての戦友に会うため家を訪ねるものの、その戦友は亡くなっていると伝えられた。どうするものかと一人とぼとぼ歩いていると、背後から「――――こらぁー! そこのザコちんぽぉ... (全文表示)
ベトナム帰還兵のランボーは、かつての戦友に会うため家を訪ねるものの、その戦友は亡くなっていると伝えられた。どうするものかと一人とぼとぼ歩いていると、背後から「――――こらぁー! そこのザコちんぽぉ! 止まれぇ~!」と耳を疑うかわいらしい少女の声に足を止められた。そしてメスガキしかいない”メスガキシティ”というぶっとんだ名前の町で保安官をやってる少女”メスガキ刑事”に任意同行という名の連行にランボーは導かれていく。おそろしいことにただの一発ネタで終わっておらず、原作の山籠もりなどを思わせる展開や、シリアスとギャグを行ったり来たりするという極めて高度で先の読めない描写を書き上げています。あるものは使うサバイバルの鉄則に従い、拾った幼女のパンツをバンダナ代わりに被って締めるランボーなのにキャラを殺さず、こんなタイトル(褒め言葉)の作品で活躍させて自由に動き回らせているなど、ハイレベルな描写力がないと書き上げられていないでしょう。そして終盤になって明かされるメスガキシティの驚愕の真実と悲しい背景、ヒロインでもあるメスガキ刑事の真実の名前に、泣いていいのか笑っていいのか全く分かりませんでした。露骨にスタローンの出演作品のネタが拾われており、それに留まらずコマンドーといった有名作品の小ネタも使われておるなど、作者の『エロスはせがわ』氏は相当映画が好きなのだろうと察せます。ランボーの原作での冷遇や境遇を見ると、このSSはランボー救済物に分類されるものであり、感想の答えでもキッチリ作者のはせがわ氏から、この作品の『裏テーマ』と明言されてます。すでに完結済みでリアルタイムで連載中読んでいました。ですが、完結を喜ぶ前に、よくもまあ、ほぼゼロからのスタートのストーリーで終わりまでたどり着けたものだと思ってしまうほど、とんでもない怪作です。▼読む際の注意事項などR-15というタグがついていますがR-17.9を突き抜けかねないくらいに、極めて特殊な作品です。
推薦:風凪五月 評価:★ (参考になった:13/ならなかった:1)
推薦作品:【完結】血錆の騎士とはじめて愛された竜 原作:オリジナル:ファンタジー/冒険・バトル
これはとても陰惨な物語です。 復讐にとりつかれた狂気の騎士イド。不死ゆえに死を望む竜の娘クシー。そんな歪な二人の出会いから始まるダークファンタジーで、とても陰惨な、でも美しい物語です。 二人の... (全文表示)
これはとても陰惨な物語です。 復讐にとりつかれた狂気の騎士イド。不死ゆえに死を望む竜の娘クシー。そんな歪な二人の出会いから始まるダークファンタジーで、とても陰惨な、でも美しい物語です。 二人の旅路は淡々と進み、淡々と人が死に、淡々と街が滅んでいきます。彼ら二人が、そうします。 静かな中にも狂気が滲み出るイドと、徐々に「人らしく」なってしまうクシー。その関係は利害の一致のようで、戦友か主従のようで、あるいは父娘や兄妹、恋人か何かのようで。 確かなのは、お互いにもう離れようもない程に依存しているということ。恋は盲目。愛は呪い。陰惨な破壊と殺戮の中で、二人の歪な絆だけがドロドロと輝いて見えます。 物語は一章が終えたところ。イドの過去に何があったのか、彼の復讐とは。まだ謎だらけですが、破滅だけは約束されたような二人の旅路。それがどのような結末に至るのか、今後も目が離せません。
推薦:甲乙 評価:☆ (参考になった:2/ならなかった:0)
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