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推薦作品:テルマエ・ロムルス 原作:原作:テルマエ・ロマエ
テルマエ・ロマエの主人公ルシウス・モデストゥスは悩んでいた。運良くたどり着いた平たい顔族のテルマエ。その素晴らしい知識と知恵をパクってしまった自分のテルマエで、自分は人々から名声を得てしまった。し... (全文表示)
テルマエ・ロマエの主人公ルシウス・モデストゥスは悩んでいた。運良くたどり着いた平たい顔族のテルマエ。その素晴らしい知識と知恵をパクってしまった自分のテルマエで、自分は人々から名声を得てしまった。しかしそれは恥じるべき行為ではないか。自分にはこの名声を受け取る資格はないのではないかと。そんな悩みを抱えていた彼は、親友マルクスに「悩んでいる時はテルマエ」と誘われ、例のごとくテルマエで溺れタイムスリップしてしまう。しかし彼が溺れ着いたそこは、いつもの平たい顔族の国ではなく、ローマであった。ローマの原初に触れた彼が得た答えとは。▼読む際の注意果たして私達がルシウスのようなテルマエ技師で、唐突に約1900年後の未来にタイムスリップしたとしても、ルシウスのようなテルマエ技師になれるでしょうか? 彼の凄いところは細かな部分までちゃんと思い出す聡明な記憶力、そしてそれを自分の工夫で再現しようとするところなのです。凡人ならば形だけかたどったタダの出来損ないが出来てしまう所を、ちゃんと実用化させてしまう。実は元から彼は天才ではあったのです。ただ才能が開花する条件が少し特殊だっただけでした。彼は決して模倣だけで有名になった訳ではないという事が注意です。
推薦:まだはげ 評価:★ (参考になった:176/ならなかった:5)
推薦作品:勇者史外典:男たちは自衛官である 原作:原作:結城友奈は勇者である
結城友奈は勇者である(ゆゆゆ)シリーズでは、護国思想や軍艦のプラモ、人名(“東郷”美森や“乃木”園子)、「防人」といった、かつての日本軍に関連するネタがしばしば登場する。 それにより、旧日本軍が... (全文表示)
結城友奈は勇者である(ゆゆゆ)シリーズでは、護国思想や軍艦のプラモ、人名(“東郷”美森や“乃木”園子)、「防人」といった、かつての日本軍に関連するネタがしばしば登場する。 それにより、旧日本軍が担っていた「人々の守護者」としての役割を、勇者達が受け継いでいることが示唆されている。 だがその一方、旧日本軍解体後60年以上に渡り「人々の守護者」であった自衛隊の存在は、ほとんど語られていない。 西暦ではやられ役としてチラッと登場する程度であり、神世紀では存在自体が忘れられている。 では天の神襲来後、彼らはただ負けるだけの存在でしかなかったのだろうか? これは、語られなかった自衛官達の物語である。 武器が効かず、大勢の仲間を殺されながらも生き延び続け、自らにできることに全力を注ぎ、人々を守ろうとした者達の物語。 そして、そんな彼らに出会った者達の物語。 それらを自衛隊出身の作者は、知識と経験を基に精緻な描写で描き出している。 天の神に壊され、滅びかけた世界において、彼らは、確かにそこにいた。 ぜひ本小説を読み、彼らの戦いに思いを巡らせて頂きたい。
推薦:イージスブルー 評価:★ (参考になった:9/ならなかった:0)
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