推薦作品:赤い果実 原作:オリジナル:現代/日常
「僕は、リストカットが好きだ」一文目からとんでもない発言で始まっていますが、一読の価値ありと自信を持って言える作品でした。作者様は自分語りなんて卑下していますが、これはそんな呼び方で貶めるべ... (全文表示)
「僕は、リストカットが好きだ」一文目からとんでもない発言で始まっていますが、一読の価値ありと自信を持って言える作品でした。作者様は自分語りなんて卑下していますが、これはそんな呼び方で貶めるべきではない話だと思います。世の中にはこんな経験をしている人もいるのだと私たちに分からせてくれる、正当に評価されるべき作品であると私は感じました。少しばかりの時間が空いていて、特に何を読むか考えてもいないというのなら、是非ともこの作品を読んでみるべきです。▼読む際の注意事項など上記の通り、一文目から割とショッキングなことが書かれています。そこまで過激な表現ではないと思いましたが、そういった表現が苦手な方は読むのを控えた方がいいかもしれません。
推薦:聖クン 評価:★ (参考になった:65/ならなかった:4)
推薦作品:ヒマリの遺書 原作:原作:ブルーアーカイブ
明星ヒマリというキャラクターを知らなくても、超天才清楚系病弱美少女ハッカーという装飾過多な肩書きを見聞きしたことがある方もいるのではないだろうか。この変哲な肩書きを自称していることから分かる通り、... (全文表示)
明星ヒマリというキャラクターを知らなくても、超天才清楚系病弱美少女ハッカーという装飾過多な肩書きを見聞きしたことがある方もいるのではないだろうか。この変哲な肩書きを自称していることから分かる通り、明星ヒマリは面白い女である。車椅子に腰掛ける儚げな外見とは裏腹に、イタズラ好きで自身の才能の丈に合うだけの自信家であり、最先端技術を追求する校風の中でトップクラスのハッキング技術を有しながら、占いやてるてる坊主などのオカルトを趣味として嗜む、どこか抜けたところのある美少女。それが彼女の振る舞いだ。明星ヒマリは病弱である。その最も重い真実は他の自賛めいた真実の中に紛れ込み、何と無しに軽いものとして流し見されている。もしも彼女の病弱が、彼女を余命いくばくもない運命に追いやっていたとしたら。遺書とは遺言であり、遺言は時に呪いとなる。彼女は己が死後呪う相手に世界でただ一人、自分を孤高で孤独な超天才ハッカーではなく、イタズラとオカルトが好きな等身大のただの女の子として見てくれるその人を選んだのだ。そうして彼女は呪いをしたためた。ヒマリという、淡い想いをあなたへ向けたひとりの少女がいたことを、どうか忘れないでほしいと。▼読む際の注意事項など死という重いテーマを扱う作品です。
推薦:ゴミ君 評価:★ (参考になった:50/ならなかった:1)
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