推薦作品:水星の魔女 第16i話「グエルとかめくん」 原作:原作:機動戦士ガンダム 水星の魔女
すこしふしぎ。とてもふしぎ。機動戦士ガンダム 水星の魔女 第15話 「父と子と」より分岐したひとつの世界。亀そっくりのロボット、レプリカメの「かめくん」と、グエルが出逢います。ボーイ・ミーツ・かめくん... (全文表示)
すこしふしぎ。とてもふしぎ。機動戦士ガンダム 水星の魔女 第15話 「父と子と」より分岐したひとつの世界。亀そっくりのロボット、レプリカメの「かめくん」と、グエルが出逢います。ボーイ・ミーツ・かめくん。素晴らしく叙情的なのにどこか乾いたタッチの文章で、かめとヒトの交流が綴られていきます。きっちりと完結させた短編ですらすら読めます。私はどこか夢を見たような、それでいてパズルがきっちり嵌った時のような不思議な読後感を得ました。何より作中のかめくんの愛らしく、いじらしいこと! そしてグエルも……いいえ、ここからは読んでのお楽しみ。両原作を最大限リスペクトした力作です。読んで損は無いと思います。▼読む際の注意事項などクロスオーバーですが、作者様がかめくん側の解説を丁寧になさっているため水星の魔女側の知識があれば問題無く読めます。逆に言うとかめくん側のある程度のネタバレは避けられません。また水星の魔女の2期第15話(父と子と)前提のお話であるため、当然水星の魔女の最新話までのネタバレが多量に含まれます。こちらはなるべく最新話まで視聴された方の閲覧をお勧めいたします。
推薦:有部理生 評価:★ (参考になった:5/ならなかった:0)
推薦作品:月に寄りそう乙女の作法 Nomadic Rapunzel 原作:原作:月に寄りそう乙女の作法
月に寄りそう乙女の作法の主人公、大蔵遊星が女性として生まれたら、というIFもの。作中で不思議な力でTSしたとかではない。これ自体は公式エイプリルフールの一発ネタでもやっており、本作はそれを本格的な話... (全文表示)
月に寄りそう乙女の作法の主人公、大蔵遊星が女性として生まれたら、というIFもの。作中で不思議な力でTSしたとかではない。これ自体は公式エイプリルフールの一発ネタでもやっており、本作はそれを本格的な話に仕上げているもの。女性として生まれた遊星こと大蔵朝日は、性別が女性ということもあり、辿る人生が違う。一番の違いは、母親と離された先が原作のワイン倉庫ではなく、続編のヒロインであるメリルがいる修道院であるという点。これにより、原作で一番大事な出会いと言っていいジャンとの出会いがなくなり、先が読めない展開になっている。本編よりも続編キャラとの出会いが早まり、この変更点も面白く読める。文章は原作の雰囲気をよく踏襲しており、基本的に主人公目線の一人称な文章。時折、別キャラの視点がはさまるのが、原作とは違う点だか、それが話の深みを出していて良い。▼読む際の注意事項などまだ完結しておらず、若干更新頻度も少ないが、個人的に頑張った頂きたい。この原作作品の二次は少なく、自分のつり乙作品への情熱が再燃したこともあり、推薦。
推薦:キンジット 評価:☆ (参考になった:4/ならなかった:0)
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