推薦作品:Detroit: AI 原作:原作:Detroit become human
すさまじい没入感で人気ゲームとなったデトロイトビカムヒューマンの正統派二次創作。あの美麗画面が文章を読めば目に浮かぶことでしょう。原作のイメージそのまま、実はDLCのノベライズなんじゃないかと思うほど... (全文表示)
すさまじい没入感で人気ゲームとなったデトロイトビカムヒューマンの正統派二次創作。あの美麗画面が文章を読めば目に浮かぶことでしょう。原作のイメージそのまま、実はDLCのノベライズなんじゃないかと思うほど。緊迫感ある戦闘シーンはあのQTEに手に汗握った瞬間を、セリフには表情までがはっきりと浮かびます。正直、原作デトロイトビカムヒューマンをやった人間は何周かプレイした後、こう思ったのではないでしょうか?「DLCは?」「コナーとハンクのバディの事件簿がやりたい!」「マーカスとジェリコの仲間たちは一時的な平和を手に入れた後どうなったの?」「カーラ一家は幸せになれたの?」物語ですべてがすべて語られるのは野暮ってものです。だから、原作にはないんです。でもやってみたい。どうなったかが知りたい。ここにあります。実質DLC。これがコナーとハンクの事件簿です。私はこれがやりたかった!読者は薄暗さを感じる、優秀なRK900(ナイナー)と相変わらず……に見せかけて絆されてきたギャビン・リード。物語に関わってくる吸血鬼の謎と張られゆく伏線。友情ルートをひた走ってきたコナーとハンクのバディ。全部にワクワクします。推薦文を書いておいてなんですが、いろいろ言い尽くせないほどの魅力はぜひ読んで確かめてみてください。きっと、あの体験版にもなった最初の場面…人質に取られた少女を救う場面。あの何とも言えない緊張感の中で耳に響いていたコナーのBGMがよみがえってきて、彼らがどういう顔をしてそこにいるのかがわかることでしょう。ついでにデジタルデラックス版のサウンドトラックを用意して場面に合わせて聞きながら読んでみたら最高の体験になるはずです。▼読む際の注意事項などあらすじにもありますが、この作品は全員生存エンディングの半年後の物語。でありながらも機械ルートでしか会うことができないRK900がいたりしますが特に違和感はありません。もちろん何周かクリアしてから読んでください。デトロイトビカムヒューマンは、よく言われていることですが、動画で視聴してストーリーを知ったり、二次創作でまるっとネタバレを知ってからやるのにはあまりにももったいないゲームです。まっさらな気持ちで一周目、目指したかった結末を目指して二周目、見てみたい展開を補完しながら三周目……そうやってゲームしてみて、DLCをやりたくてしょうがなくなったその瞬間、この「Detroit: AI」はあなたの望む物語となっています。
推薦:四ヶ谷波浪(ryure) 評価:★ (参考になった:13/ならなかった:0)
推薦作品:サーティ・プラスワン・アイスクリーム 原作:オリジナル:ファンタジー/冒険・バトル
ちょうど異世界から勇者を探しにきていた魔法使いをバスが撥ねてしまったことにより、不幸にもバスに乗っていたクラスのメンバー全員が異世界に召喚されてしまった。事故によって呼んでしまったために返すことも困難... (全文表示)
ちょうど異世界から勇者を探しにきていた魔法使いをバスが撥ねてしまったことにより、不幸にもバスに乗っていたクラスのメンバー全員が異世界に召喚されてしまった。事故によって呼んでしまったために返すことも困難であるという。彼ら生徒たちはチートも異能力もなしに、突如異世界にて生活を余儀なくされてしまったのだった。─しかし、彼らはそこいらのファンタジー小説に出てくるただの生徒ではない。どこでも立派に生活できる能力を養うプログラム、「義務教育」を乗り越えてきた彼らは、異世界の脅威を前にしてもそれぞれのできることを成す。元の世界に戻る方法を探して──どこの義務教育ですか?─と思わずツッコミたくなるハイスペックな生徒たちが、─どんな理屈だそれは─という方法で異世界に挑む。どこが変なのかといえば、日本の常識のほとんどが変なのである。この作品の中の日本と比べると、どちらかといえば異世界の方がまともにすら見えるレベルで致命的にナニカがおかしい。ハイセンスな設定、戦闘描写、レベルの高い文章構成、こういってはなんだが、作品のレベルとして、このハーメルンの中でも最高クラスの一つだと思う。私の好みが大いに関係していることも、私がゲラであることも否めないが、読みながらフフッと笑ってしまった。この作者はいったいどのような生き方をしてきたらこのような表現が出てくるのだろうか。根幹の設定はよくあるものではあるが、表現のオリジナル性の高さにおいて、他の作品と一線を画す。真似をしようとしてできるようなものではない。間違いなく、読者の皆さんにお勧めできる作品である。(ただし全ての読者の好みに合うことは保証できない。笑いのツボや好きな作風は人それぞれ。皆がわかり合えたら世界はもっと平和だろう。)▼読む際の注意事項など
推薦:どらいばー 評価:★ (参考になった:35/ならなかった:6)
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