推薦作品:マルゼンスキーの幻影【完結】 原作:原作:ウマ娘プリティーダービー
勝負の世界というのは、敗者たちの世界である。レースには勝者は一人しかおらず、その勝者もより上のグレードではその多くが敗者となり、王者と言えども無敗ではいられず、絶対王者と言えども、すぐに次世代に取って... (全文表示)
勝負の世界というのは、敗者たちの世界である。レースには勝者は一人しかおらず、その勝者もより上のグレードではその多くが敗者となり、王者と言えども無敗ではいられず、絶対王者と言えども、すぐに次世代に取って代わられる。記憶に残るのは幾多の勝利より、1つの敗北。そして引退した相手には挑むことすらできない。わずか8戦で引退を余儀なくされたマルゼンスキー。その同期には、結果的に再戦すら許されなかった。そんな過酷な運命に抗うウマ娘達の話。シンデレラグレイの前日譚になっています。▼読む際の注意事項などマルゼンスキー同期の話であり、マルゼンスキー自身は舞台装置のようなものシリアスです。コメディ要素はありません。ハッピーエンド至上主義者にはおすすめしません。
推薦:ほす 評価:★ (参考になった:6/ならなかった:0)
推薦作品:バトルスピリッツ コラボストーリーズ 原作:原作:バトルスピリッツ
バトルスピリッツがすべての世界で、「ソウルコアを使えない」という致命的なハンデをかかえた主人公・アスラが、最強のカードバトラー“頂点王”を目指して冒険するというお話の架空バトスピ小説。 そのタ... (全文表示)
バトルスピリッツがすべての世界で、「ソウルコアを使えない」という致命的なハンデをかかえた主人公・アスラが、最強のカードバトラー“頂点王”を目指して冒険するというお話の架空バトスピ小説。 そのタイトルのとおり、コラボカードがメインとなっている──どころか、登場するデッキはすべてコラボカードが軸となっています。 この作品の筆者さんは、コラボカードがメインの長編架空バトスピ小説を2作も完結させている実力者です。 仮面ライダーやデジモンなどといったバトスピでおなじみのコラボカードはもちろん、最近登場したガンダムデッキまでもが登場します。 バトスピのコラボカードについて無知な私は、この作品でいろいろなコラボカードと出会う機会をいただいています。 また、ストーリーや世界観はポケットモンスターシリーズを参考にしているため、馴染みやすく明快。「カラーリーダー」「三王」に、主人公の持っているカードを狙う敵組織──と、王道ながらも、バトスピが原作であることや読者層のニーズ合うように上手く料理されています。 主人公のアスラ君の「ソウルコアを使えない」というハンデも斬新で、それでも決してめげず、まっすぐに頂点王を目指す彼からは、読んでいて勇気がもらえます。 他のキャラクターも皆個性豊かで、印象的。きっと、誰かひとりは好きなキャラクターが見つかると思います!▼読む際の注意事項など 仮面ライダーやデジモン、ガンダムなどといったコラボカードが登場すると言っても、「そのバトスピカードを使っているだけ」で、原作とはこれといって関係ありません。「使い手のイメージが合わない」とか「このキャラは絶対これは使わないだろう」などといった感想やメッセージを筆者さんに送ることは絶対に控えましょう。 上記の理由から「悪役キャラが、主役ライダーのカードを使うこともある」と聞いて嫌悪感を覚えた方には、あまりおすすめできません。 また、この作品は、他の架空バトスピ小説と比べて「バトルを中断させられる」という展開が多いです。人によっては、そこで少しやきもきしてしまうかもしれません。 以上のような注意点はありますが、「コラボカード入門におすすめ」といえるくらいの、素晴らしい架空バトスピ小説です! コラボカードをあまり知らない人は「このカードはこんな効果なんだ!」とワクワクできますし、 コラボカードをよく知っている人にとっても、現実であまり見られないであろうコラボデッキ同士のバトルは、きっと新鮮だと思います!
推薦:LoBris 評価:☆ (参考になった:3/ならなかった:0)
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