推薦作品:あの〜犬神じゃが……寝てたらなんか人類滅んどらんか? 原作:オリジナル:SF/冒険・バトル
うっかり寝すぎた神様が、起きたらすでに人類が滅びかけてて誰とも会えずしょんぼりとしてます。 祀られることにより神性を得た元化け犬の神様が主人公で、寂しがり屋でありつつ、神としての威厳も保っている絶... (全文表示)
うっかり寝すぎた神様が、起きたらすでに人類が滅びかけてて誰とも会えずしょんぼりとしてます。 祀られることにより神性を得た元化け犬の神様が主人公で、寂しがり屋でありつつ、神としての威厳も保っている絶妙な塩梅にぐっと引き込まれます。 最初はのじゃロリ神様を見れて喜んでいたんですが、最近の話で、とてもカッコよく剣を振るう神様が見れました。どれだけ属性過多なんですか。滅茶苦茶いいシーンなのでぜひご覧ください。 世界観も終末世界らしさが出ていていいです。なぜ滅びかけているのか、人類はどうなったのか、そして神にも効く病の正体は何なのか、話数が進むに連れて徐々に判明していくのでしょう。 神として、元化け犬として、どう人間と関わっていくのか、とても楽しみです。▼読む際の注意事項など 特にありません。シリアス寄りではありますが、そこまで強く寄っていないと思います。万人向けです。
推薦:愉悦部出身 評価:★ (参考になった:14/ならなかった:0)
推薦作品:甲子園の空は、ただ蒼く。 原作:オリジナル:現代/スポーツ
野球というスポーツについて前提知識がある方にとてもお勧め出来るコアな作風の作品で、基準としてはヒットエンドランとランエンドヒットの違いが分かるぐらいな方でしょうか。メディアで注目される160km... (全文表示)
野球というスポーツについて前提知識がある方にとてもお勧め出来るコアな作風の作品で、基準としてはヒットエンドランとランエンドヒットの違いが分かるぐらいな方でしょうか。メディアで注目される160kmの直球も、天高く舞い上がるホームランの描写も一切ない球児の目に見えない泥くさい努力にスポットを当てるニッチな魅力が溢れている作品です。このような作品が生まれるところにWeb創作の力を感じました。本作を読むと、2019年イチロー引退会見の「MLBは頭を使わない野球になってしまっている」「日本の野球は頭を使う面白い野球であってほしい」という言葉が思い浮かびます。確かに最近の現代野球の流れとして名作マネーボールに始まった野球の数値化により、単純に球速とスピンレートの向上を追い求めていく投手と、統計理論によるスタンドを超える打球だけを追求した効率的なバッティングの、只管に理論的な「空振りかホームラン」の動かない野球が目に見えるようになった。そんな現代野球で「データには一切現れない」技を駆使していく、本作の主人公たちはとても新鮮で自分に野球の魅力を再認識させてくれました。1シーンに切り取った作中に、WARでは表すことが出来ない野球人の生き様が描かれます。(同じ紹介を自サイトでも投稿しています)
推薦:夜市よい 評価:★ (参考になった:4/ならなかった:1)
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