推薦作品:虫食べる系配信者が退廃未来へタイムスリップ! 〜魔物化したゲテモノを食べて超絶バフで生き延びる〜 原作:オリジナル:現代/冒険・バトル
▼読む際の注意事項など最初に注意事項から書きます。このお話の主人公は、タイトル通りに虫をメインにゲテモノを食べる動画配信者です。昆虫食やゲテモノ食の描写が多数ありますので、苦手な方は回れ右をおす... (全文表示)
▼読む際の注意事項など最初に注意事項から書きます。このお話の主人公は、タイトル通りに虫をメインにゲテモノを食べる動画配信者です。昆虫食やゲテモノ食の描写が多数ありますので、苦手な方は回れ右をおすすめします。大丈夫、または逆に面白そうだと思った方のみ先へお進みください。▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など魔物化や超絶バフといった単語が並んでいますが、同じくタイトルに書いてある通りこのお話のジャンルはポストアポカリプスで、舞台は荒廃した日本となっております。主人公のルーメンさんは配信中の事故でタイムスリップをするのですが、彼は幸い鋼メンタル。サイズアップした昆虫を食べるわ身の安全より同接数を気にするわと明るく楽しく振る舞って悲惨な状況であるはずの退廃未来世界を、絶望感へ浸らせずに道案内してくれます。ルーメンさんが遭難した際はマジ泣きして生存を祈っていたのに、無事だとわかるや否や普通の食事をしたら登録解除をちらつかせてゲテモノ食いへ誘導するツンデレ視聴者たち。音声が届いていないのを良いことに、彼らに悪態をつきながら巨大な昆虫を頬張るルーメンさん。彼らのコミカルなやり取りは、グロテスクな絵面に耐性さえあれば笑いを届けてくれるでしょう。ギャグ一辺倒というわけでもなく、どうして未来はそうなってしまったのかという謎解きありそこで生きる人々の辛い境遇などのシリアス要素あり、現地で出会った可愛いヒロインありとおススメ要素はそこかしこに。虫が平気な方は是非チャンネル登録してあげてくださいませ。
推薦:メタンモ 評価:★ (参考になった:6/ならなかった:0)
推薦作品:甲子園の空は、ただ蒼く。 原作:オリジナル:現代/スポーツ
野球というスポーツについて前提知識がある方にとてもお勧め出来るコアな作風の作品で、基準としてはヒットエンドランとランエンドヒットの違いが分かるぐらいな方でしょうか。メディアで注目される160km... (全文表示)
野球というスポーツについて前提知識がある方にとてもお勧め出来るコアな作風の作品で、基準としてはヒットエンドランとランエンドヒットの違いが分かるぐらいな方でしょうか。メディアで注目される160kmの直球も、天高く舞い上がるホームランの描写も一切ない球児の目に見えない泥くさい努力にスポットを当てるニッチな魅力が溢れている作品です。このような作品が生まれるところにWeb創作の力を感じました。本作を読むと、2019年イチロー引退会見の「MLBは頭を使わない野球になってしまっている」「日本の野球は頭を使う面白い野球であってほしい」という言葉が思い浮かびます。確かに最近の現代野球の流れとして名作マネーボールに始まった野球の数値化により、単純に球速とスピンレートの向上を追い求めていく投手と、統計理論によるスタンドを超える打球だけを追求した効率的なバッティングの、只管に理論的な「空振りかホームラン」の動かない野球が目に見えるようになった。そんな現代野球で「データには一切現れない」技を駆使していく、本作の主人公たちはとても新鮮で自分に野球の魅力を再認識させてくれました。1シーンに切り取った作中に、WARでは表すことが出来ない野球人の生き様が描かれます。(同じ紹介を自サイトでも投稿しています)
推薦:夜市よい 評価:★ (参考になった:4/ならなかった:1)
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