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推薦作品:けもののきろく(第2版) 原作:原作:けものフレンズ
まず、ストーリーがしっかりしていることは前提だから安心して欲しい。独自解釈を織り交ぜたオリジナルのけものフレンズ世界を楽しめる。描写も嫌というほど細かく、容易に情景が想像できること請け合い。それでい... (全文表示)
まず、ストーリーがしっかりしていることは前提だから安心して欲しい。独自解釈を織り交ぜたオリジナルのけものフレンズ世界を楽しめる。描写も嫌というほど細かく、容易に情景が想像できること請け合い。それでいて無駄な部分はなく、一番細かいのは戦闘描写である。何よりこの小説を代表する特徴は『啓蒙』『自動Wikipedia』とでもいうべき注釈にある。Wikiを調べただけでは書けないような細かい情報が載っており、明らかに本人の知識に裏付けられたものである。ちなみにリンク元も載っている。それを検索できるだけで前提知識があることは間違いないと言える。注釈なので読み飛ばしても構わないし、読み込んでもいい。当方のようなけものフレンズファン兼知識中毒者には非常に目の毒である。 毒だけに。▼読む際の注意事項など・主人公は賢いのだがあまりにも頭が硬い。非科学的なモノを信じきれないタイプである。まあ序盤だけなのだが。・独自解釈が多めみなさんの脳内ジャパリパークとは解釈違いがあるかもしれない。しかし、アニメ世界のだいぶ後の話のようなので辻褄が合わないわけではない。むしろフレンズの生活により密着した描写と言えるだろう。
推薦:ふるびうす 評価:☆ (参考になった:3/ならなかった:0)
推薦作品:ヒマリの遺書 原作:原作:ブルーアーカイブ
明星ヒマリというキャラクターを知らなくても、超天才清楚系病弱美少女ハッカーという装飾過多な肩書きを見聞きしたことがある方もいるのではないだろうか。この変哲な肩書きを自称していることから分かる通り、... (全文表示)
明星ヒマリというキャラクターを知らなくても、超天才清楚系病弱美少女ハッカーという装飾過多な肩書きを見聞きしたことがある方もいるのではないだろうか。この変哲な肩書きを自称していることから分かる通り、明星ヒマリは面白い女である。車椅子に腰掛ける儚げな外見とは裏腹に、イタズラ好きで自身の才能の丈に合うだけの自信家であり、最先端技術を追求する校風の中でトップクラスのハッキング技術を有しながら、占いやてるてる坊主などのオカルトを趣味として嗜む、どこか抜けたところのある美少女。それが彼女の振る舞いだ。明星ヒマリは病弱である。その最も重い真実は他の自賛めいた真実の中に紛れ込み、何と無しに軽いものとして流し見されている。もしも彼女の病弱が、彼女を余命いくばくもない運命に追いやっていたとしたら。遺書とは遺言であり、遺言は時に呪いとなる。彼女は己が死後呪う相手に世界でただ一人、自分を孤高で孤独な超天才ハッカーではなく、イタズラとオカルトが好きな等身大のただの女の子として見てくれるその人を選んだのだ。そうして彼女は呪いをしたためた。ヒマリという、淡い想いをあなたへ向けたひとりの少女がいたことを、どうか忘れないでほしいと。▼読む際の注意事項など死という重いテーマを扱う作品です。
推薦:ゴミ君 評価:★ (参考になった:48/ならなかった:1)
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