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推薦作品:セラフィナイト ~最強世代6人目のウマ娘~ 原作:原作:ウマ娘プリティーダービー
ウマ娘アニメ一期で取り上げられた「黄金世代」。その陰で怪我によってチームマネージャーとしての道を歩まざるを得なくなったオリジナルウマ娘が、世代最強の六人目としてターフに復帰する軌跡を描く物語です。... (全文表示)
ウマ娘アニメ一期で取り上げられた「黄金世代」。その陰で怪我によってチームマネージャーとしての道を歩まざるを得なくなったオリジナルウマ娘が、世代最強の六人目としてターフに復帰する軌跡を描く物語です。 彼女の名はセラフィナイト。 「斜緑泥石」と呼ばれる美しくも脆い宝石の名を冠するその少女は、最強世代との呼び声高い同期五人組を持ってしても追い付けないとされる素晴らしい実力を持っていますが、故障とそのトラウマを抱えてしまった事でレースに復帰できず、一時は引退を決意するまでに思い悩んでしまいます。 そんな彼女を不屈のプライドで、勝利への渇望で、真っ直ぐな根性で、執念の策で、仮面の下の本心で励ます黄金世代の五人。果たしてセラフィナイトことセラは、それぞれから受け取った信念で再び立ち上がる事が出来るのか。そして、再び同期のライバルとして切磋琢磨して、六人で同じターフの上に立てるのか。 述べてきた通りセラフィナイトはスペックで言えば世代最強なので、一見無双風味の強い原作キラーの様に感じる方もいるかも知れません。 ですがそれは全くの勘違い。この作品の最も素晴らしいところは、そんな原作キャラ、つまりスペ達五人組に対する深い理解と愛がひしひしと伝わってくる所です。 天才的な素質を持つセラフィナイトも、挫折で心に傷を負っており精神面ではまだまだ未熟。そんな彼女に対して既に数々のレースを繰り広げた五人はそれぞれの物語で得た彼女達なりの背中を見せつける事となります。 そのどれ一つとして欠けていればこの作品は成り立たなかったと言えるほどに、五人のエピソードは完成されています。それぞれの特徴やレースにかける情熱が見事に描写されており、読者の愛バが六人の誰であったとしても間違いなく満足出来るでしょう。 才能、だけでは追い越せない。そんな魂と魂のぶつかり合う最強世代達の信念の戦いを描いた傑作です。文章もとても分かりやすく気軽に読める一作なので、是非お読みになって頂ければと思いました。 あと、純粋にセラフィナイトは可愛いです。 加えてチームトレーナーも可愛いです。 当然五人組も全員可愛いです。さらにコメディ回もあります。 つまり無敵だと思います。▼読む際の注意事項など 前提として、オリウマ娘かつオリトレーナーです。実在する競走馬「セラフィナイト」とは一切の関係はございません。 また、競走成績は殆どが史実通りの展開となりますが、一部フィクションが混じる事、そして走法に関しては独特な要素が追加されております。 これに関しては寧ろ本作をより楽しむスパイスの様なものなので、是非楽しんで頂ければと思います。
推薦:ニモ船長 評価:★ (参考になった:8/ならなかった:0)
推薦作品:怪物と迷宮 原作:原作:ようこそ実力至上主義の教室へ
この作品は嘘喰いという漫画に登場した警察の密葬課という厨二病心くすぐられる組織の一員である箕輪勢一が高校生となり(外見はどうみても中年おっさんだが)『ようこそ実力主義の教室へ』というライトノベルの世... (全文表示)
この作品は嘘喰いという漫画に登場した警察の密葬課という厨二病心くすぐられる組織の一員である箕輪勢一が高校生となり(外見はどうみても中年おっさんだが)『ようこそ実力主義の教室へ』というライトノベルの世界へ転生するクロスオーバー作品である。よう実は高校生達が主役のライトノベルだが、嘘喰いは暴力描写が多くある週刊ヤングジャンプという通常ならあり得ない組み合わせだが、この作品は、登場人物や世界観が綿密に書かれていて、違和感なく読むことが出来る。この作品の長所はなんといっても丁寧で重厚な戦闘描写だろう。飄々とした態度のくたびれたサラリーマンのような冴えないおっさんである箕輪勢一からは考えられないほどの圧倒的な暴力が放たれるのは、非常にそそられるものがある。また、豊富な語彙による箕輪のリアルな暴力描写、龍園、アルベルト、伊吹や須藤との戦闘描写を表現できる著者には感心を通り越して感動すら覚える。この作品は佐倉という女子生徒がストーカーに悩まされるのだが、原作のよう実とは大きく異なる方法で解決するので、「まさかこんな方法で解決するなんて‼︎」と間違いなく原作のよう実を読んだ人は驚くだろう。実際私も発想の斜め上をいく方法で解決され、非常に驚いた。是非読んでみてほしい。そして、箕輪のみが無双するのではなく、龍園と協力して学園を支配するという洗練された構図も非常に素晴らしい。まさにお手本のようなクロスオーバーだ。龍園や箕輪たちが属するCクラスの計略、それに対する綾小路や堀北たちの策略のぶつかり合いから目が離すことができない。原作を知らなくても充分に楽しめる作品だが、知っていればより一層読み応えがある。読了後に貴方は間違いなく箕輪勢一に夢中になっているだろう。▼読む際の注意事項など暴力描写あり
推薦:天真征一 評価:★ (参考になった:10/ならなかった:0)
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