・PDF ・感想ページへ (19件) ・アクセス解析 ・お気に入りの追加
推薦作品:水星の魔女 第16i話「グエルとかめくん」 原作:原作:機動戦士ガンダム 水星の魔女
すこしふしぎ。とてもふしぎ。機動戦士ガンダム 水星の魔女 第15話 「父と子と」より分岐したひとつの世界。亀そっくりのロボット、レプリカメの「かめくん」と、グエルが出逢います。ボーイ・ミーツ・かめくん... (全文表示)
すこしふしぎ。とてもふしぎ。機動戦士ガンダム 水星の魔女 第15話 「父と子と」より分岐したひとつの世界。亀そっくりのロボット、レプリカメの「かめくん」と、グエルが出逢います。ボーイ・ミーツ・かめくん。素晴らしく叙情的なのにどこか乾いたタッチの文章で、かめとヒトの交流が綴られていきます。きっちりと完結させた短編ですらすら読めます。私はどこか夢を見たような、それでいてパズルがきっちり嵌った時のような不思議な読後感を得ました。何より作中のかめくんの愛らしく、いじらしいこと! そしてグエルも……いいえ、ここからは読んでのお楽しみ。両原作を最大限リスペクトした力作です。読んで損は無いと思います。▼読む際の注意事項などクロスオーバーですが、作者様がかめくん側の解説を丁寧になさっているため水星の魔女側の知識があれば問題無く読めます。逆に言うとかめくん側のある程度のネタバレは避けられません。また水星の魔女の2期第15話(父と子と)前提のお話であるため、当然水星の魔女の最新話までのネタバレが多量に含まれます。こちらはなるべく最新話まで視聴された方の閲覧をお勧めいたします。
推薦:有部理生 評価:★ (参考になった:5/ならなかった:0)
推薦作品:ヒマリの遺書 原作:原作:ブルーアーカイブ
明星ヒマリというキャラクターを知らなくても、超天才清楚系病弱美少女ハッカーという装飾過多な肩書きを見聞きしたことがある方もいるのではないだろうか。この変哲な肩書きを自称していることから分かる通り、... (全文表示)
明星ヒマリというキャラクターを知らなくても、超天才清楚系病弱美少女ハッカーという装飾過多な肩書きを見聞きしたことがある方もいるのではないだろうか。この変哲な肩書きを自称していることから分かる通り、明星ヒマリは面白い女である。車椅子に腰掛ける儚げな外見とは裏腹に、イタズラ好きで自身の才能の丈に合うだけの自信家であり、最先端技術を追求する校風の中でトップクラスのハッキング技術を有しながら、占いやてるてる坊主などのオカルトを趣味として嗜む、どこか抜けたところのある美少女。それが彼女の振る舞いだ。明星ヒマリは病弱である。その最も重い真実は他の自賛めいた真実の中に紛れ込み、何と無しに軽いものとして流し見されている。もしも彼女の病弱が、彼女を余命いくばくもない運命に追いやっていたとしたら。遺書とは遺言であり、遺言は時に呪いとなる。彼女は己が死後呪う相手に世界でただ一人、自分を孤高で孤独な超天才ハッカーではなく、イタズラとオカルトが好きな等身大のただの女の子として見てくれるその人を選んだのだ。そうして彼女は呪いをしたためた。ヒマリという、淡い想いをあなたへ向けたひとりの少女がいたことを、どうか忘れないでほしいと。▼読む際の注意事項など死という重いテーマを扱う作品です。
推薦:ゴミ君 評価:★ (参考になった:48/ならなかった:1)
同原作推薦一覧