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推薦作品:貴方に好きと言いたくて【完結】 原作:原作:モンスターハンター
モンスターハンター原作の全17話7万文字長編完結作品。この読みやすい文字数の中にゆるい日常描写から恋愛とシリアス描写が有り、そして何よりもモンハンならではのモンスターとの熱い戦いが詰まっている大作... (全文表示)
モンスターハンター原作の全17話7万文字長編完結作品。この読みやすい文字数の中にゆるい日常描写から恋愛とシリアス描写が有り、そして何よりもモンハンならではのモンスターとの熱い戦いが詰まっている大作です。「一流のハンターになれば女の子からモテるらしい」と聞いて直ぐにハンターを目指し今では大剣使いの上位ハンターとなった主人公。しかしいつまで経っても嫁は見つからず更には受付嬢にすら嫌われる始末で、他の策を考えようにも一流のハンターになる以外に女の子にモテる良い方法など思いつかない。そう思いながらも日々受付窓口に赴いて女の子との出会いのチャンスを伺う日々を送っていた。そうしてモンハン世界の日常をクエストを挟みながらゆるく体験していると、主人公の隠されたシリアスな過去が明かされ因縁と立ち向かう凄まじい終盤が幕を開けます。本作は中盤まで作品や人物の雰囲気に慣れるウォーミングアップで、最終盤・最終クエストの一幕に全てが詰まっているといっても過言ではないでしょう。中盤までは軽薄でおちゃらけたただのハンターな主人公だと思っていたら、主人公の過去から数々の設定が解放されその熱量がどんとんと増していき、正に圧巻という言葉が相応しい形で迎えた終盤が本作最大の魅力です。序盤中盤にかけてのこの如何にも気取った主人公の数々の臭い台詞が、最終盤になって意味を持つ本作の構成は本当に素晴らしかった。良い意味で騙されました。「君を攻略したいんだが、そんなクエストはあるかな?」「おや? 報酬の中に君が入っていないようだが」「奇遇だな。実は俺も今日は休みなんだが……どうだい? デートでも」そんな本当にびっくりする終盤が描かれる本作なので、まだ読まれていない方は是非この驚きを味わってみて下さい。読み返してもやはりこの終盤は良いものでした。(同内容を自サイトでも投稿しています)
推薦:夜市よい 評価:★ (参考になった:5/ならなかった:4)
推薦作品:グラン・ミラオス迎撃戦記 原作:原作:モンスターハンター
こちらモンスターハンター3系統を原作とした二次創作です。『モンスターハンターの世界観で、ハンターが頑張る物語が読みたい!』『MH既プレイで、クエストを題材にしたストーリーが好き』『(タイトル... (全文表示)
こちらモンスターハンター3系統を原作とした二次創作です。『モンスターハンターの世界観で、ハンターが頑張る物語が読みたい!』『MH既プレイで、クエストを題材にしたストーリーが好き』『(タイトルを見て)いや「あれ」倒すのをどうやって文章にするんです??』 ……というお方々に、是非とも推挙させていただきます一作です。 以下に私が感じました「楽しかった《ここ好き》ポイント等」を簡潔(1400字超)に列挙させて頂きます。・巨大モンスターとのがっつり戦闘 タイトルモンスター「グランミラオス」の到来から狩猟の結末まで描いております。モンハン世界の醍醐味《はながた》のひとつを丁寧かつ迫力ある文章で仕上げてくださっていて、読み応え十分です。また所々で図式などを使った情報の補足もあり、舞台や展開を読み取り易くするための工夫もしてくださっていますね。 ただし「R-15タグ」を付けてくださっております通り、モンスターハンター世界の資料から読み取れるような「シビアなハンター世界」を基準としている部分もあり、物語中には残酷な表現や欠損表現も含まれますので、読み進める際には注意しましょう。・にやりと出来る要素ありあり 扱う武器や冒頭で現れるキャラクター。時にはモンスターの挙動などにも、既プレイヤーが「ああ~」と思えるような要素が散りばめてあり、物語を展開させていきながらも、それらを覗き込んでいる私達を狩猟の臨場感の最中へぐいぐい引き込んでくれます。狩猟の方策などにも表れていますね。やはりそれか!という一体感が心地よい部分です。二次創作を読むからこそ味わえる、嬉しい楽しさのひとつでしょう。 またオマージュ元を踏襲……という訳でもなく……表現を重ねている部分もあり、これらはむしろ「タイトルモンスターを相手取るという事がどれだけ大それた出来事なのか」を強調してくれていたように思います。・登場キャラクターにはファンサービスもありまして、別作の主人公たちのその後が見れるのもポイントです。 地続きの「こころの狭間 少女と竜の物語」。合わせてお読みいただけると、一層お楽しみいただけるかと。・完結しました! 何よりこれでしょう。お疲れさまでしたありがとうございました!! 物語ですから。一気に読んで、読み終えて、見届けて……何がしかの感想を抱ける。これ以上の楽しさはありません。 本編は完結していますが、後々に幾つか過去の回想によるキャラクターの掘り下げも考えているそうなので、これからの楽しみにもなりますね。 以上、推薦でした。 あらあらかしこ。 ―― タンジアの海に、厄い来たれり。 海は黒の焔に染まり煉黒と化し、災異は活発にして延々と止まず。 港に居並ぶ矮躯が精いっぱいに見上げる火は、まるで遥かに遠い星の様。 それでも、諦めるものはいませんでした。正しく、人々は龍に抗うのです。 抗って戦って。傷つき倒れ。立ち上がり、再び倒れ。守りたいと願って。矜持を抱いて。 各々に当たる照明《スポットライト》の角度や色こそ違えど、全てが全て力強いもの。 照明係《わたしたち》は彼を照らします。頁に手《ゆび》を伸ばし、捲り《スクロールし》、目にします。 それはきっと、焦がれ眺めていた誰かのこころにも、ずっとずぅっと焼き付けられるもの。 振り向かなくても、きっと自慢げに笑っています。 語り部の少女は、物騒で厄介で重々しいタイトルのこの物語が、大好きに違いありません。
推薦:生姜 評価:★ (参考になった:7/ならなかった:0)
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