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推薦作品:世界樹の迷宮 光求めし者達 原作:原作:世界樹の迷宮シリーズ
世界樹の迷宮と言うマイナー(あくまでもハーメルン内での話)な原作の二次であるためなかなか注目されていませんが非常に高い水準でまとまった文章で世界樹を知らない人でも充分楽しめるファンタジーと言えます... (全文表示)
世界樹の迷宮と言うマイナー(あくまでもハーメルン内での話)な原作の二次であるためなかなか注目されていませんが非常に高い水準でまとまった文章で世界樹を知らない人でも充分楽しめるファンタジーと言えます。 キャラクターも台詞が少ないですが大変魅力的で例えば主人公であり騎馬民族エクゥウスの再興を夢見るクールでだけど熱いレンジャー(弓使いの冒険家)エドワード。わんぱくな悪ガキだけど意外とうぶで純粋なソードマン(剣士、ただし斧も使う)ロディム。他にもアルケミスト(魔法使いと思えばいい)のアクリヴィ、メディック(医者)のマルシア、おっさん騎士のコルトン。彼ら一人一人に練られた物語があってそれぞれの夢と野望のために戦う物語だと言えるでしょう。▼読む際の注意事項など 俗に言う熱血物では、この物語は無いですね。主人公であるエドワードは非常にクールで時に残酷な面も見せることがあります。またかなり濃い戦争の描写もあり対して、恋愛のような昨今のラノベに多い要素は少な目です(て言うか恋愛なんて今のところない)。 そういったものを求める人にはあまり向かないかもしれません。 真剣に読まないと面白さが半減してしまうのもある意味ネック。食べ物で例えるならば普通のラノベが軽いスナック菓子であるのにたいしてこの作品は噛みごたえのあるステーキといったところでしょうか。 ですがスナック菓子よりステーキの方が価値が高いことは誰もが知っている事実でしょう。まちがいなく「かわいい女の子が出ればいい」だとか「萌えがあればいい」何て言うラノベの100倍は読む価値のある作品です。マイナーな原作と言うことで敬遠するのは勿体ない。
推薦:Nフォース 評価:★ (参考になった:13/ならなかった:1)
推薦作品:月に寄りそう乙女の作法 Nomadic Rapunzel 原作:原作:月に寄りそう乙女の作法
月に寄りそう乙女の作法の主人公、大蔵遊星が女性として生まれたら、というIFもの。作中で不思議な力でTSしたとかではない。これ自体は公式エイプリルフールの一発ネタでもやっており、本作はそれを本格的な話... (全文表示)
月に寄りそう乙女の作法の主人公、大蔵遊星が女性として生まれたら、というIFもの。作中で不思議な力でTSしたとかではない。これ自体は公式エイプリルフールの一発ネタでもやっており、本作はそれを本格的な話に仕上げているもの。女性として生まれた遊星こと大蔵朝日は、性別が女性ということもあり、辿る人生が違う。一番の違いは、母親と離された先が原作のワイン倉庫ではなく、続編のヒロインであるメリルがいる修道院であるという点。これにより、原作で一番大事な出会いと言っていいジャンとの出会いがなくなり、先が読めない展開になっている。本編よりも続編キャラとの出会いが早まり、この変更点も面白く読める。文章は原作の雰囲気をよく踏襲しており、基本的に主人公目線の一人称な文章。時折、別キャラの視点がはさまるのが、原作とは違う点だか、それが話の深みを出していて良い。▼読む際の注意事項などまだ完結しておらず、若干更新頻度も少ないが、個人的に頑張った頂きたい。この原作作品の二次は少なく、自分のつり乙作品への情熱が再燃したこともあり、推薦。
推薦:キンジット 評価:☆ (参考になった:4/ならなかった:0)
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