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推薦作品:マルゼンスキーの幻影【完結】 原作:原作:ウマ娘プリティーダービー
華やかなクラシックが、前年TTGで最高の盛り上がりを魅せたクラシックが、そのウマ娘の登場で「敗者復活戦」と揶揄されることになった絶望の世代現実では観光会社に使役され連日甲冑を着た90キロ台の人間を乗... (全文表示)
華やかなクラシックが、前年TTGで最高の盛り上がりを魅せたクラシックが、そのウマ娘の登場で「敗者復活戦」と揶揄されることになった絶望の世代現実では観光会社に使役され連日甲冑を着た90キロ台の人間を乗せ過労で休養先にて熱射病で死亡したハードパージ世代の頂点、全関係者の栄光の日本ダービーを制しながら、種牡馬人気が無く数年でプレストウコウと共に韓国へ輸出されたラッキールーラ残念ダービーでマルゼンスキーに直線だけで7馬身ちぎられ、有馬記念ではテンポイントにその時と同タイム差を離されたプレストウコウ最もマルゼンスキーと戦い、オーナーに内国産血統への限界を感じさせてしまった「ヒシスピード」これは怪物を倒す勇者などいない、絶望の物語である。レース結果をいじることのない現実結果を守る作品が好みの方には是非オススメしたいです私自身がマルゼンスキーの馬/ウマ娘双方のファンだということもありますが。マルゼンスキーに敗れ続けたのを見て外国の血統を重視するようになった「ヒシ」の努力はヒシアマゾンやヒシアケボノに繋がっていきますそして、シングレでオグリキャップという「怪物」に翻弄されたフジマサマーチ(マーチトウショウ)はマルゼンスキーという「怪物」の影に苦しんだプレストウコウ産駒そういった現実での背景を知ることでよりウマ娘を楽しめるかと思います。▼読む際の注意事項などマルゼンスキーとの絡みは一切なく、ただただ同期達から見たレースや人間関係を中心とした視点となっておりますイチャラブやコメディは一切ありません。日本ダービーに出走できなかったことについて「28頭立ての大外枠でもいい。賞金もいらない。他の馬の邪魔もしない。一周回ってくるだけでいい、だからマルゼンスキーを日本ダービーで走らせてくれ。そうすれば、どの馬が一番強いかわかる」と関係者に漏らしたとされる鞍上の中野渡氏の言葉これを人間の言葉のわかるウマ娘が耳にしたとしたら…そんな絶望の物語
推薦:slay 評価:★ (参考になった:12/ならなかった:0)
推薦作品:親子 原作:原作:ダークソウル
不死になり、ロードランへと旅立った大好きな父ジークマイヤー。その父に母が遺した最期の言葉を伝えるという使命を果たすためにロードランへと辿り着いた娘ジークリンデ。道中出会った親切な旅人の助けもあり、無... (全文表示)
不死になり、ロードランへと旅立った大好きな父ジークマイヤー。その父に母が遺した最期の言葉を伝えるという使命を果たすためにロードランへと辿り着いた娘ジークリンデ。道中出会った親切な旅人の助けもあり、無事父と再会し、使命を果たすことが叶った。しかし、それからしばらく後、彼女が灰の湖にて父と再会した時、既に在りし日の優しき父の姿はなく、絶望し正気を失った亡者となっていた。そして、彼女は勇敢な騎士であった父の娘として最後の使命を果たす……。 大らかな性格と英雄にふさわしい勇ましさの二つを持ち合わせた「ダークソウル」における人気キャラクターであるジークマイヤーと、その娘ジークリンデの最終イベントに至る過程を描いた4000字程度の短編作品である。 原作中では主人公がイベントに辿り着く頃には、灰の湖の篝火前で息絶え大の字になったジークマイヤーと、その傍に立ち尽くし悲しみに暮れるジークリンデの姿……という状態であるため、そこに至るまでの過程を想像して書いているのが本作品の特徴だ。実際に原作をプレイしている時はあのジークマイヤーが死んだ、という事実に唖然とさせられた者も多い印象に残るイベントであろう。 題名である「親子」が指す通り、父と娘の親子愛を描いた作品である。原作中ではジークマイヤーとジークリンデの関係についてはあまり深く語られることはないため、二人がどのような親子関係であったかを作者が本作品を通して想像しているのが面白いと感じた。 一方、「もし父が亡者となったのならば娘である自分が責任を持って何度でも殺す」そう固く決意したものの、自身と同じカタリナの鎧を着た父の姿を目にすればその覚悟も揺らぐ。しかし、正気を失った亡者となった父を放っておけば人を襲い傷つける……というジークリンデの葛藤が本文中の描写からも感じ取ることができた。 原作中で武器や防具などのテキスト等からでしか殆ど人物関係というものが語られることがないからこそ自由に物語を想像し、プレイヤー達が生み出していくことができるのだというフロム作品の魅力を教えてくれる作品であるといえる。
推薦:すいか 評価:★ (参考になった:44/ならなかった:7)
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