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推薦作品:―いつまで私は― 原作:原作:ブルーアーカイブ
生徒達と共に世界を守った先生(主人公)。戻ってきた穏やかな日々を過ごしていた中、ふとしたきっかけで自分の忌まわしい過去と向き合う事となる。隠されていた傷跡が晒される時、学園都市キヴォトスに新たな騒動... (全文表示)
生徒達と共に世界を守った先生(主人公)。戻ってきた穏やかな日々を過ごしていた中、ふとしたきっかけで自分の忌まわしい過去と向き合う事となる。隠されていた傷跡が晒される時、学園都市キヴォトスに新たな騒動が巻き起こる。傷だらけの大人と支えようとあがく子供達。行き着く結末は……時系列はメインストーリー最終章のその後。独自の展開で話が進みます。壮絶な過去を持ち、それゆえトラウマを抱える先生。この小さな秘密がきっかけとなり、結果的に色んな生徒を巻き込んだ大騒動へと発展して行きます。好きな部分ですと、まず心理描写。この小説の先生はとても不安定です。刻まれた過去が心と身体を蝕み、今も苦しみ悩んでいます。このぐちゃぐちゃとしたネガティブな心模様がしっかりと描かれており、強烈なトラウマを抱えている事が読み取れます。それでも生徒達を支えて、時に支えられながらも頑張る先生は、良くも悪くも人間くさくて応援したくなります。もう一点はストーリーの展開。基本的にキヴォトスの生徒達は大半が問題児ではありますが善良です。しかし、善意や好奇心で起こした行動が良い結果をもたらすとは限りません。このストーリーでは、そんな悪意の無い行動によって思わぬ流れになってしまう所を見る事が出来ます。しかも登場人物に悪人が居ないのが皮肉な話しです。この小さなヒビがどんどん広がっていくような展開は、読んでいて面白く惹き込まれました。▼読む際の注意事項などメインストーリーのその後なのでどうしてもネタバレがあります。なので先に本編のストーリーを読む事をおすすめします。
推薦:ジョンドゥ2 評価:☆ (参考になった:1/ならなかった:0)
推薦作品:最後の希望 ベテランウマ娘、8年目の地方転戦【完結】 原作:原作:ウマ娘プリティーダービー
7年間のトレセン生活、成人の区切りはとうに過ぎ、どうしてもG1だけは獲れなかった「私」に突き付けられた卒業(おわり)。抗うための武器は2つだけ、同期が全員引退してもまだ走れる足の寿命の長さと、苦闘の... (全文表示)
7年間のトレセン生活、成人の区切りはとうに過ぎ、どうしてもG1だけは獲れなかった「私」に突き付けられた卒業(おわり)。抗うための武器は2つだけ、同期が全員引退してもまだ走れる足の寿命の長さと、苦闘の末に身に着けてしまったダート適正。8年目、地方レース場への移籍。現役と引退のはざまで、なお老兵は立ち続ける――――。 主人公の行く末はもちろん、主人公の後輩たちが描く成長の軌跡にもまた輝きのある名作長編です。舞台設定は原作よりもひどく現実的ですが、主人公(成人済み)をはじめ、登場する大人たちが現実を直視できる性格なので、読んでいて余計な不安を感じさせません。現実というものは、【大人がちゃんと大人として振る舞っている限り】、そう酷いことにはならないものだから。 ▼各話タイトルや各ウマ娘の名前をはじめ、古今東西の映画を元ネタとしている部分が多い作品です。・すべてにおいて元ネタのイメージ通りというわけではなさそうなので、かえってフレーバーに気づかないほうが話に入りやすいかもしれません。・最終章(エピローグ)に元ネタ解説のページはありますが、各ウマ娘の全戦績も出ている完全解説なので、本文完走まで我慢するとフクキタル。
推薦:風祭将太 評価:★ (参考になった:7/ならなかった:0)
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